◎新緑のキャンバスに色を付ける山ツツジ ― 2010年06月14日
■アレルギー抑える物質発見…筑波大 ― 2010年06月14日
アレルギー抑える物質発見…筑波大
花粉症、アトピー性皮膚炎…「万能」治療薬へ期待渋谷彰・筑波大学教授らが6月6日発行の専門誌「ネイチャー・イムノロジー」に発表したところによれば、粉症やアトピー性皮膚炎などさまざまなアレルギー反応を抑え込むたんぱく質を、世界で初めて発見したという。このたんぱく質は生体内に元々存在しており、その働きを高める方法がわかれば、画期的なアレルギー治療薬につながる可能性がある。
このたんぱく質は、アレルギー反応を引き起こすヒスタミンなどの物質を生産して放出する「肥満細胞」の表面に有って、「アラジン1」と命名された。
その働きは、肥満細胞の中で、ヒスタミンなどを放出させる信号の伝達を妨げており、「アラジン1」が働かないマウスではアレルギー反応が激しく、「アラジン1」の効果も確認したというもの。
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