■「カロリーゼロ」表示に潜むワナ 人工甘味料が肥満の原因に ― 2015年02月04日
「カロリーゼロ」表示に潜むワナ 人工甘味料が肥満の原因に
巷に溢れる「カロリーゼロ」の商品。そんな「カロリーゼロ」アイテムのマイナスポイントが見つかったとか。 そのマイナスポイントとは?
■人工甘味料により肥満・糖尿病リスク増「カロリーゼロ」と謳われた商品には、大概の場合人工甘味料が使用されている。 ゼロだけでなく「ノンカロリー」と呼ばれるものも同様。 ”100ml(g)当り5kcal未満” ”糖分100g(ml)当り0.5g未満”という条件を満たせば、晴れて「カロリーゼロ」や「ノンカロリー」の表記が可能となる。
■人工甘味料のメリット・デメリット
2014年9月17日にイスラエルの研究チームが英科学誌『ネイチャー』の電子版に発表した内容に依れば、人工甘味料サッカリン等には腸内細菌のバランスを乱し、血糖値が下がり難い状態をつくる原因になり得るとのこと。それにより糖尿病だけでなく、肥満の原因にもなるという。
また、実際に人工甘味料を日常的に使っている人の方が、使用していない人に比べ、体重も重く血糖値も高いことが判明したとか。
それ以前にも、2011年9月『HealthDay』に掲載されたアメリカでの研究結果に依れば、“人工甘味料を使用した飲料を摂取することで、腎機能低下のリスクが増大することが判明した”という。
このように、現代病を引き起こす原因をつくることも、人工甘味料が危惧され始めているひとつの理由となっているようです。しかし、人工甘味料を用いることで、通常砂糖を使用するよりも摂取カロリーが抑えられていることは事実です。 体重を減らすことを考えると、消費カロリーを増やすか摂取カロリーを減らすか、いずれかの方法しかありませんので、運動をしない人にとっては摂取カロリーを減らすことがダイエット成功への近道です。
また、何でも極端に摂りすぎると、逆に身体に悪影響を及ぼすことがあるので、一概に人工甘味料が悪とも言い切れません。毎日摂るものは、積み重なって後々影響してきるので、自分の判断で選択が必要。 例えば、人工甘味料や砂糖の代わりに、天然の甘味を有する生ハチミツやアガペシロップ、メイプルシロップを用いるなど、いろいろと工夫してみてね。
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