■ブロッコリーの新芽に胃潰瘍や胃癌の予防効果 ― 2009年04月28日
ブロッコリーの新芽に胃潰瘍や胃癌の予防効果
東京理科大学教授の谷中昭典博士や米ジョンズ・ホプキンス大学(ボルチモア)医学部のJed W. Fahey氏らが、医学誌「Cancer Prevention Research(癌予防研究)」4月号に発表した研究結果によれば、約70g/日のブロッコリーの新芽(スプラウト)を食べると、胃潰瘍のほか、胃癌のリスクを軽減するという。この予防効果をもたらしているのは、ブロッコリーに含まれるスルフォラファン(sulforaphane)という成分だという。今回の研究は、スルフォラファンの豊富なブロッコリー・スプラウトの摂取によって、胃の損傷および癌リスクと密接に関連するピロリ菌が減少するかどうか、ピロリ菌感染者48人を対象に日本で実施されたもので、半数は70g/日のブロッコリー・スプラウト、残りの半数はスルフォラファンを含まないアルファルファ・スプラウトを摂取。8週間後、ブロッコリー群にはピロリ菌の感染レベルに有意な低下がみられたが、アルファルファ群には低下が認められなかったという。
米ノースカロライナ大学栄養学研究所のSteven H. Zeisel博士によると、スルフォラファンはブロッコリーを歯で噛んで細胞が壊された時に初めて形成され、それによって肝臓から発癌物質を不活性化させるのに重要な酵素が産生されるという。
▼原文: Broccoli May Ward Off Serious Stomach Ailments
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_ 食で病気を予防しよう! - 2010/03/27 07:00
味噌汁+オリーブオイルが胃がんの予防になる。 オリーブオイルのオレイン酸は胃の炎症を抑える。 みそは胃の粘膜を守る働きがあり、胃がんの発症率を低く抑える効果がある。 ※広島大学の渡辺名誉教授より さらに、味噌汁を飲む頻度が高いほど、胃がんで死亡する確率が低くなるという報告もある。 [PR]チャットレディー
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