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■ブロッコリーの新芽に胃潰瘍や胃癌の予防効果2009年04月28日

ブロッコリーの新芽に胃潰瘍や胃癌の予防効果
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20090416hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2009/04/16
 東京理科大学教授の谷中昭典博士や米ジョンズ・ホプキンス大学(ボルチモア)医学部のJed W. Fahey氏らが、医学誌「Cancer Prevention Research(癌予防研究)」4月号に発表した研究結果によれば、約70g/日のブロッコリーの新芽(スプラウト)を食べると、胃潰瘍のほか、胃癌のリスクを軽減するという。この予防効果をもたらしているのは、ブロッコリーに含まれるスルフォラファン(sulforaphane)という成分だという。

 今回の研究は、スルフォラファンの豊富なブロッコリー・スプラウトの摂取によって、胃の損傷および癌リスクと密接に関連するピロリ菌が減少するかどうか、ピロリ菌感染者48人を対象に日本で実施されたもので、半数は70g/日のブロッコリー・スプラウト、残りの半数はスルフォラファンを含まないアルファルファ・スプラウトを摂取。8週間後、ブロッコリー群にはピロリ菌の感染レベルに有意な低下がみられたが、アルファルファ群には低下が認められなかったという。

 米ノースカロライナ大学栄養学研究所のSteven H. Zeisel博士によると、スルフォラファンはブロッコリーを歯で噛んで細胞が壊された時に初めて形成され、それによって肝臓から発癌物質を不活性化させるのに重要な酵素が産生されるという。

▼原文: Broccoli May Ward Off Serious Stomach Ailments

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