■パパイアに著しい抗がん特性/日米共同研究 ― 2010年03月13日

AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2010/03/10
米フロリダ大(University of Florida)のナム・ダン(Nam Dang)研究員と日本の研究チームが、医学誌「Journal of Ethnopharmacology(民族薬理学)」2月号に発表した研究によれば、パパイアの葉のエキスと葉茶に、頸部がん・乳がん・肝臓がん・肺がん・すい臓がんに対して、著しい抗がん特性があることを確認したという。乾燥したパパイア葉から抽出したエキスを10種類のがん細胞に垂らし、24時間後に効果を調べた結果、10種類全てで腫瘍の進行が遅くなり、エキスの濃度が高いほど効果が高いことも明らかになったという。
パパイア葉エキスが、Th1型サイトカインと呼ばれるシグナリング分子の生産を促すことで、免疫系の調節を助けているためと分析している。
◎清流・柿田川 ― 2010年03月13日
◎冬の湖岸 ― 2010年03月14日
■常在菌と付き合う1/腸内に400種類100兆個以上 ― 2010年03月17日

人の顔、口、気道、胃、腸、尿路など、体のいたるところに細菌が棲み着いており、「常在菌」といわれる。 その中で腸には最も多くおり、400種類以上・100兆個以上とされ、大便の重量の1割は、腸内細菌の死骸と言われる。
杏林大医学部感染症学教授の神谷茂さんによれば、腸内にはバクテロイデス、ユウバクテリム、ラクトバシラスなど、さまざまな細菌が存在し、これらの多くは食物の残りカスを分解するなど腸内環境を整える働きがあり、人間に悪さをしない菌「善玉菌」が全体の8割ほどを占めるとされ、 残りは「悪玉菌」だ。大腸菌やウエルシュ菌などは、たんぱく質を分解して発がん物質を放出するとされるが、ほかの腸内細菌群が、この発がん物質を分解・無毒化している。
神谷さんによれば、大腸菌は単なる『悪玉菌』では無く、これらの悪玉菌も、
――などの良い働きをするが、悪玉菌が増えすぎて腸内細菌のバランスが崩れると体調不良につながる。
- 人間に必要なビタミンBなどを作る
- 腸に集まる免疫細胞を刺激して、細菌などの侵入を防ぐ免疫機能を高める
悪玉菌の増殖の原因は、
――ということなので、生活習慣を見直そう。
- 高たんぱく、高脂肪の食事を取り過ぎる
- 不規則な生活でストレスが多い
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◎絵画の世界 ― 2010年03月17日
◎冬晴れの日 ― 2010年03月19日
(2010.02.18撮影)
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■プロバイオティクス乳酸菌・LGG菌を使用したヨーグルト新発売 ― 2010年03月19日

健康美容EXPO > 健康美容EXPOニュース > ニュースリリース > 新商品(健康) 2010/03/19
タカナシ乳業株式会社(本社:神奈川県)は、2010年3月29日(月)より、プロバイオティクス乳酸菌・ LGG菌を使用した栄養機能食品(鉄)2種を新発売する。本商品は、厚生労働省が定める鉄の栄養素等表示基準値(1日の摂取目安量)である7.5mgの約半量、3.8mgを摂ることができる。
【LGG菌】 :1985年にヒトの腸内から発見された乳酸菌の一種。フィンランドを中心とした多くの国でヨーグルトなどの食品に使われており、世界各国で研究が進められ多くの学術論文が発表されています。フィンランド・バリオ社とのライセンス・技術支援契約により日本国内では唯一タカナシ乳業がLGG菌の商品開発を行っている。
【新商品概要】:
▼タカナシ乳業 > ニュースリリース > 10.03.19
- タカナシLGGのむヨーグルトプルーンFe栄養機能食品(鉄):内容量 100ml、希望小売価格 90円(税込)
- タカナシLGGヨーグルトプルーンFe栄養機能食品(鉄):内容量 100g、希望小売価格 90円(税込)
◎「雪」後ち「晴れ」 ― 2010年03月20日
◎湖の見える雪景色 ― 2010年03月21日
■常在菌と付き合う2/乳酸菌摂取 下痢減らす ― 2010年03月21日

「プロバイオティクス」とは、「健康のために」を意味するギリシャ語に由来し、人間に利益をもたらす「善玉菌」を指し、その代表が、「乳酸菌」。ビフィズス菌やラクトバシラス等の細菌は、食物の残りカスを分解して乳酸を作るので乳酸菌と総称され、腸内細菌の10%を占める。
杏林大医学部感染症学教授の神谷茂さんによれば、激しい下痢を引き起こす腸管出血性大腸菌O-157等は中性の環境を好む。乳酸菌は腸内を酸性にすることで、侵入してくる病原菌を居辛くする働きをする。また、腸の収縮運動(蠕動運動)を活発にして便秘や下痢を防ぐなど、腸の働きを整えてくれるので、腸内に善玉菌を増やせば健康に役立つ筈という考えから、「乳酸菌入り」等の食品・飲み物が販売されている。善玉菌を摂取することの有効性を示す研究結果もある。
ロタウイルスが原因の下痢の症状が出た直後から乳酸菌を含む食物を食べたら、下痢が続いた期間は1.4日で、乳酸菌を摂らなかった人より1日早く治ったとか、開発途上国への旅行中、乳酸菌を含む食品や薬剤などを毎日服用した場合、何も取らないより、感染性下痢になる割合が減ったというもの。体外から摂取する細菌は腸内に棲み着かず、排泄されてしまうので、毎日、食べ続ける必要がある。
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