■抗酸化物質に加齢黄斑変性の予防効果なし ― 2007年11月14日
抗酸化物質に加齢黄斑変性の予防効果なし
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/200710/504452.html
Nikkei Medical Online HOT NEWS 2007/10/25
Nikkei Medical Online HOT NEWS 2007/10/25
オーストラリアMelbourne大学のElaine W-T Chong氏らが、BMJ誌2007年10月13日号に発表したところによれば、食品、サプリメントのいずれを摂取しても加齢黄斑変性症(AMD)の1次予防は期待できないという。過去の大規模な無作為化試験では、早期と進行期の中間にあるAMD患者に高用量の抗酸化サプリメント(ビタミンC、ビタミンE、亜鉛、βカロチン)を投与すると、進行型AMDになるリスクが28%減少すると報告されていたが、この研究では、1次予防に対する効果は評価されていなかった。
評価の対象となった抗酸化物質は、ビタミンA(3件)、ビタミンC(4件)、ビタミンE(3件)、亜鉛(4件)、ルテインとゼアキサンチン(6件)、αカロチン(4件)、βカロチン(4件)、βクリプトキサンチン(4件)、リコピン(4件)と様々だった。
今回、栄養状態のよい西欧で行われた研究では、サプリメントを含む食品由来の抗酸化物質のAMD予防における効果を示す十分なエビデンスは得られなかった。
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