40歳での喫煙男性、余命3.5年短い ― 2007年06月09日

厚生労働省研究班(主任研究者=上島弘嗣・滋賀医科大教授)が、80年に全国の保健所で健診を受けた男女約1万人を、99年まで追跡調査した研究によれば、40歳時点での平均余命が、たばこを吸う男性は吸わない男性より3.5年短いという。余命への影響が確認されたのは国内で初めて。80年の調査で、男性の喫煙率は62.9%、女性は8.8%。当時の調査時に、「たばこを吸わない」と答えた40歳男性の平均余命は42.1年、吸う男性は38.6年だった。当時、2箱/日 以上吸っていた男性に限ると、38.1年とさらに短かった。一方、調査時点で「たばこをやめた」と答えた男性は40.4年で、喫煙者より長かった。
女性は、吸わない女性の平均余命が45.6年に対し、吸う女性は43.4年と、やはり短い傾向がみられた。
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