■携帯電話と脳腫瘍の関連が示される ― 2009年11月02日
携帯電話と脳腫瘍の関連が示される
米カリフォルニア大学バークレー校のJoel Moskowitz氏および韓国の研究員らが「mobile phones(携帯電話)」「cellular phones(セルラー電話)」「cordless phones(無線電話)」、および「tumors(腫瘍)」「cancer(癌/がん)」のキーワードで既存の研究の医療データベースをレビューした結果、全体では携帯電話と脳腫瘍との間には良性、悪性ともに関連はみられなかったが、より厳密な方法を採用した研究では有害な影響が報告されていたのに対し、厳密さが低い研究(多くは業界団体の支援によるもの)では保護効果があるとの結果が出ていることを、医学誌「Journal of Clinical Oncology(臨床腫瘍学)」オンライン版に10月13日に発表した。厳密な方法で実施された研究では、10年以上の携帯電話の使用により脳腫瘍の発症リスクが18%増大するほか、一部の研究では携帯電話を使用する側の脳に腫瘍が発生する比率が高いことも示された。
一方、セルラー通信工業会(CTIA-The Wireless Association)など業界の一部は、今回の結果に異議を唱えており、無線機器は無害であると結論した研究が圧倒的に多いと、主張している。
▼原文:Study Suggests Link Between Cell Phones and Brain Tumors
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