■水素入りの水はパーキンソン病防ぐ? マウス実験で効果 ― 2009年11月01日
九州大やパナソニック電工の研究グループが、30日付の米科学誌プロスワンに発表したところによれば、水素を含んだ水を飲むとパーキンソン病などの予防や治療につながる可能性があることマウスを使った実験で確認したという。九大の野田百美(まみ)准教授らのグループは、マウスに薬を投与して、パーキンソン病患者に見られる症状と同様に脳の神経細胞を破壊させる一方、前もって水素をわずかに含んだ水を飲ませた結果、水素を0.08ppm含んだ水を1週間飲ませたマウスでは、細胞死の進行が抑えられていたことを確認。薬の投与後から水を飲ませても同じ抑制効果が見られ、活性酸素の量も減っていたという。
◎「みはらしの丘」へ! ― 2009年11月01日
ひたち海浜公園の「みはらしの丘」に向かって、散策路と空を重ねて、切り取ってみました。 散策路を歩くのは、一歩先行く嫁です。 (2009.09.20撮影) 投稿作品の一覧は、こちら! (ここをClickして!) |
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◎秋への誘い ― 2009年11月02日
■携帯電話と脳腫瘍の関連が示される ― 2009年11月02日
米カリフォルニア大学バークレー校のJoel Moskowitz氏および韓国の研究員らが「mobile phones(携帯電話)」「cellular phones(セルラー電話)」「cordless phones(無線電話)」、および「tumors(腫瘍)」「cancer(癌/がん)」のキーワードで既存の研究の医療データベースをレビューした結果、全体では携帯電話と脳腫瘍との間には良性、悪性ともに関連はみられなかったが、より厳密な方法を採用した研究では有害な影響が報告されていたのに対し、厳密さが低い研究(多くは業界団体の支援によるもの)では保護効果があるとの結果が出ていることを、医学誌「Journal of Clinical Oncology(臨床腫瘍学)」オンライン版に10月13日に発表した。厳密な方法で実施された研究では、10年以上の携帯電話の使用により脳腫瘍の発症リスクが18%増大するほか、一部の研究では携帯電話を使用する側の脳に腫瘍が発生する比率が高いことも示された。
一方、セルラー通信工業会(CTIA-The Wireless Association)など業界の一部は、今回の結果に異議を唱えており、無線機器は無害であると結論した研究が圧倒的に多いと、主張している。
▼原文:Study Suggests Link Between Cell Phones and Brain Tumors
◎蕎麦花の海に漂って! ― 2009年11月02日
茂木の彼岸花を訪ねる途中の城里町下古内地内で見つけた蕎麦畑では、その花がまるで海のように広がっていました。 (2009.09.26撮影) 投稿作品の一覧は、こちら! (ここをClickして!) |
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◎茂木・城山公園に咲いていた花 ― 2009年11月03日
■赤ブドウに含まれる物質が糖尿病を改善 ― 2009年11月06日
米テキサス大学サウスウェスタン・メディカルセンター(ダラス)助教授のRoberto Coppari氏らが、米国心臓協会(AHA)、米国立衛生研究所(NIH)および米国糖尿病協会(ADA)の支援により実施された研究結果を、医学誌「Endocrinology(内分泌学)」オンライン版に10月9日発表したところによれば、赤ブドウ、赤ワイン、ザクロなどの食品に含まれるレスベラトロール(resveratrol)と呼ばれる物質に、2型糖尿病を撃退する働きがあることを、マウスを使った実験で確認したという。但し、この作用はマウスの脳に注入した場合にのみ認められ、赤ワインをはじめとするブドウ製品の摂取による効果を示す根拠は得られていないという。赤ワインに含まれるレスベラトロールの量は少ないため、ワインを飲んでも同じ効果は期待できない。血流と脳との間に「血液脳関門」と呼ばれる関門があり、さまざまな物質が脳に入らないようになっているためで、今回の研究がレスベラトロールよりも脳へ届きやすい物質の開発につながる可能性があるという。
▼原文: Red-Grape Compound May Improve Diabetes
◎那珂川慕情 ― 2009年11月08日
茂木の彼岸花を訪ねた帰路、関東の嵐山・御前山の河原に降り、那珂川の川面を夕暮れが近づく西の空を背景に切り取りました。同行した娘と嫁はこの景色に興味無く、車の中ででうんざり顔でしたが・・。 (2009.09.26撮影) 投稿作品の一覧は、こちら! (ここをClickして!) |
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◎ ’09土浦全国花火競技会見物記 ― 2009年11月09日
■帯状疱疹が脳卒中リスクを増大させる ― 2009年11月14日
台北医学大学Taipei Medical University病院のJiunn-Horng Kang博士らが、医学誌「Stroke(脳卒中)」オンライン版に10月8日版に発表したところによれば、帯状疱疹(帯状ヘルペス)に罹患した成人は脳卒中リスクが高く、特に眼の周辺に発症した場合は注意が必要であるという。帯状疱疹は、水痘帯状疱疹ウイルス(varicella zoster virus)よって生じる痛みのある発疹で、ウイルスにより水痘を引き起こすが、治癒した後も体内に残り、再活性化して帯状疱疹の原因となる。
Kang氏らは、1997~2001年に帯状疱疹の治療を受けた台湾の成人7,760人のデータを検討。治療から1年以内に133人(1.7%)が脳卒中を発症したのに対し、帯状疱疹の治療を受けていない対照群23,280人での発症率は1.3%(306人)であった。
データ分析の結果、帯状疱疹群では1年以内の脳卒中発症率が31%高く、眼の周辺に発疹が出た場合は脳卒中の発症率が劇的に高く、対照群の4.3倍であった。脳卒中には血栓により脳動脈が閉塞される虚血性脳卒中と、血管の破裂による出血性脳卒中があるが、帯状疱疹群の虚血性脳卒中は31%高く、出血性脳卒中は2.79倍高かった。帯状疱疹ウイルス(herpes zoster virus)により脳への血管が閉塞または破裂する血管損傷が誘発されることにより脳卒中が発生すると考えられるという。
▼原文: Shingles Raises Stroke Risk: Study
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