・「運動すると寿命が縮む」説、否定される ― 2006年10月19日
2006/10/19

「rate-of-living」説という学説によると、生物が生涯に消費できるエネルギー量は一定であり、これを超えると健康が衰え、死に至るとされるが、この説を否定する証拠はこれまでにも多く出されていたが、米カリフォルニア大学リバーサイド校生物学教授のTheodore Garland Jr.氏らが、米バージニアビーチで開催された米国生理学会(APS)で報告したところによれば、「生涯に消費するエネルギー量が増大しても寿命が短縮する心配はない」と、更なる証拠を提示した。運動量が増えると代謝率が上がり酸化ストレスも増大することから、運動ランナーマウス群では抗酸化酵素レベルが高くなると予想されたが、月齢2カ月、10カ月、18カ月、26カ月における測定で3群の間に抗酸化酵素レベルの差はみられなかった。
Garland氏によれば、「いずれにせよ、適度な運動が免疫機能や心疾患、精神面などで健康にさまざまな恩恵をもたらすことは疑いようのない事実だ」という。
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