■レモンが脂肪肝防ぐ 三重大が発表、治療薬開発に期待 ― 2014年03月18日
レモンが脂肪肝防ぐ 三重大が発表、治療薬開発に期待
三重大大学院医学系研究科の田中利男教授らのグループが、飲料大手のポッカサッポロフード&ビバレッジ(名古屋市)との共同研究で、1月15日付けの英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」電子版に発表したところに依れば、レモンの成分に脂肪肝を抑える働きがあるという。
淡水魚のゼブラフィッシュに高脂肪食と共に、レモンの果汁や皮に含まれるポリフェノール成分「エリオシトリン」を与えた。餌に1%入れると血中の中性脂肪の濃度が、高脂肪食を与えなかった場合と同じ位まで抑えられた。ヒトの肝細胞を培養して脂質を加えた実験でも、同様に脂肪の蓄積を抑える効果があった。ヒトの肝細胞では、「エリオシトリン」を与えた際、細胞のエネルギーになるATP(アデノシン3リン酸)を作るミトコンドリアの働きが活性化していたという。
エリオシトリンは、柑橘類の中でレモンに多く、ライムにも含まれるという。熱に強い性質がある一方で、ミカンには殆ど含まれていない。
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