■メラミン製食器で腎結石リスクが増大? ― 2013年04月24日

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台湾、高雄医学大学のChia-Fang Wu氏らが「JAMA Internal Medicine」オンライン版の1月21日号に発表した研究に依れば、メラミン製食器により腎結石リスクが増大する可能性があるという。
メラミンは、工業分野で広く利用され、多くの家庭用品に含まれる化学物質で、皿・椀や丼・マグカップなどの食器類に使用されており、食器から食品中にメラミンが入り込むことが以前から知られており、特に古い食器や質の悪い食器では、高温の食品(スープなど)や酸性度の高い食品がメラミンの混入を促進する可能性があるという。
今回の研究では、12人の健康な男女を対象に、メラミン製またはセラミック製の丼で熱い麺入りスープを食べてもらい、12時間後に被験者の尿を採取した。3週間後、使用する丼の種類を入れ替えて同じスープ麺を食べてもらい、再度尿を採取した。
スープ麺を食べてから12時間後の総メラミン値は、メラミン製の丼では8.35 μgだったのに対し、セラミック製の丼では約1.3 μgだった。
Spaeth氏によれば、メラミン曝露によるリスクの特徴を明らかにするヒトのデータは殆どないが、動物を用いた研究では、メラミン摂取が腎結石、腎損傷の原因となるほか、癌を誘発する可能性もあることが示されているという。メラミンを含有する食器類の使用を避けることは妥当であり、フタル酸エステル類やビスフェノールAなど、人体への害が疑われる他の化学物質についても同じことがいえる。
2008年には、中国で乳児用粉ミルクに高濃度のメラミンが混入しているのが見つかり問題となった。
▼原題は、「Could Chemical in Dishware Raise Your Risk for Kidney Stones?」
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