■適度な運動で海馬の容積が増加、米研究 ― 2011年02月13日

http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2784115/6760639
AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2011/02/01
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米ピッツバーグ大(University of Pittsburgh)などの研究チームが、1月31日の米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に発表した研究によれば、55歳以上の人が適度な運動を1年間続ければ、記憶の形成を担う脳の海馬の容積が増え、空間記憶が改善されるという。研究は、認知症がなく座りがちの生活を送る55~80歳の男女120人を、「ウォーキング(有酸素運動)を1日40分、週3日行う」、「ストレッチングのみを行う」のいずれかのグループに無作為に分け、1年間続けてもらった結果、ウォーキング(有酸素運動)をしたグループでは、海馬の容積が左側は2.12%、右側は1.97%増加した。ストレッチングをしたグループでは逆に、左側が 1.40%、右側が1.43%減少したというもので、論文を執筆した米ピッツバーグ大のカーク・エリクソン(Kirk Erickson)教授(心理学)によれば、「加齢に伴う海馬の萎縮は必然的なものだが、適度な運動を1年間続けるだけで海馬のサイズを大きくすることは可能」という。
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