■長時間の“スクリーンタイム”が心臓発作、死亡リスクを高める ― 2011年01月23日
長時間の“スクリーンタイム”が心臓発作、死亡リスクを高める
英ロンドン大学(UCL)のEmmanuel Stamatakis氏らが、米国心臓病学会誌「Journal of the American College of Cardiology」2011年1月18日号に発表した研究によれば、長時間TVやパソコンの前で座って過ごしていると、心臓発作リスクおよび死亡リスクが増大する可能性があるという。2003年のスコットランド健康調査(Scottish Health Survey)に回答した成人4,512人のデータを分析したもので、4.3年の追跡期間中、325人が死亡し、215人に心血管イベントが発生した。
スクリーンの前で過ごす時間が「2時間/日」未満の人に比べ、「4時間/日以上」の人は、全死因による死亡リスクが48%高く、心臓発作、脳卒中および心不全のリスクが125%高かった。更に、喫煙・高血圧・体重・社会的階級および運動などの因子を考慮しても依然としてリスクが認められたという。多くの人は仕事でパソコンを使い、座る姿勢が生活の中心となっているので、何らかの形で毎日体を動かし、必要のないときは座らずに、余暇は何でもよいので体を動かすことが重要という。
重要なことは、運動をしても過剰なスクリーンタイムによる害の軽減がみられない点だという。
▼原文: Too Much TV May Be Linked to Heart Attack, Death Risk
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