・食品の抗酸化力を示す統一基準作りを目指す研究会を発足 ― 2007年04月21日
第一線の研究者と食品・流通企業が研究会を発足
食品が持つ抗酸化力を、一定の指標で示すための基準作りを目指す「Antioxidant Unit 研究会」が4月1日に発足した。名古屋大学大学院生命農学研究科の大澤俊彦教授を理事長に、京都府立医科大学大学院の吉川敏一教授が副理事長に就任。独立行政法人国立健康・栄養研究所の渡邊昌理事長、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構食品総合研究所の津志田藤二郎食品機能研究領域長ら、食品の機能性成分研究の第一人者とされる面々が理事を務める。
リコピン、カテキン、アントシアニン、イソフラボンなど、食品に含まれる抗酸化成分には、生活習慣病の予防や改善、美容効果があるということが知られるようになっている。とはいえ、抗酸化力の強さを測る一定の基準がない。
米国農務省と米国立老化研究所の研究者らが開発した活性酸素吸収能力(ORAC)という評価方法を基本に、食品の抗酸化力の統一指標「Antioxidant Unit」の確立を目指す。財団法人食品分析開発センター「SUNATEC」は、2007年1月からORAC Unitの測定を受託している。研究成果については、2007年11月27日から京都市で開催のInternational Conference on Food Factorsで発表される予定。
▼「Antioxidant Unit 研究会」 http://www.antioxidant-unit.com/index.htm
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