■腸内細菌の免疫反応抑制の仕組み解明 理研、大腸炎など予防 ― 2013年11月30日
腸内細菌の免疫反応抑制の仕組み解明 理研、大腸炎など予防
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG13046_T11C13A1CR8000/
日本経済新聞 Web刊 2013/11/14
日本経済新聞 Web刊 2013/11/14
理化学研究所の大野博司グループディレクターらが、英科学誌ネイチャー(電子版11月14日版)に発表した研究に依れば、東京大や慶応義塾大との共同にて、腸内細菌が過剰な免疫反応を抑える仕組みを突き止めたという。
腸内細菌が食物繊維を分解して出来た物質により、免疫反応を鎮める細胞が増えるので、腸の粘膜に潰瘍ができる難病である潰瘍性大腸炎やクローン病などの予防や治療につながるという。
腸には大腸菌などの細菌が500~1千種類存在する。この腸内バランスが崩れると、免疫の異常による病気を引き起こすと考えられているが、詳しい仕組みは分かっていなかった。
マウスに繊維質が多い餌を食べさせると、免疫の過剰な働きを抑える「制御性T細胞」と呼ぶ細胞が増加した。繊維質が分解されて出来た物質の中で酪酸が「制御性T細胞」を増やす効果が高いことを突き止め、大腸炎のマウスに酪酸を与えたところ症状は改善したという。
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