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■若く見られる人ほど身体機能も高く肌も美しい - ポーラ化成が確認2013年09月30日

若く見られる人ほど身体機能も高く肌も美しい - ポーラ化成が確認
  http://news.mynavi.jp/news/2013/08/27/094/index.html
     マイナビニュース > 開発・SE > サイエンス 2013/08/27 
 ポーラ化成工業が8月26日発表した所によれば、実年齢と比較して若く見られる人は、老けて見える人と比較して身体機能が高い状態に保たれているという。
 尚、この成果の詳細は、2013年11月9日~10日に東京にて開催される「第20回 日本未病システム学会学術総会」にて発表される予定という。

 一般的に身体機能は加齢と共に低下していくが、同じ年齢でも身体機能には個人差があり、年齢相応に機能が低下する人がいる一方で、年齢を重ねても高い機能を維持している人もいることは良く知られている。
 研究グループは、実年齢よりも高い身体機能を維持している人は、見た目も若々しく保たれているのではないかと考え、45歳~55歳までの健康な「女性」を対象に、身体機能と見た目の関連性についての調査を行った。

 試験方法は、対象22名の身体機能として、下記の項目の測定を実施した。
 ・「血管状態・血液流動性(加速度脈波、静脈血流動性、爪上皮毛細血管状態)」
 ・「血中ホルモン濃度(エストラジオール、DHEA-S、IGF-1)」
 ・「 血中酸化LDL 濃度」、「免疫力(T細胞数、唾液中IgA 分泌量)」
 ・「自律神経活動度」
 ・「安静時代謝量」
 ・「集中力(集中力判定テスト:Stroop Color Word Test)」

 一方、「見た目」については、被験者の素顔の全顔写真を撮影し、その写真を被験者と同年代(40~60歳)の一般女性18名に見せ、その顔が何歳に見えるのかを聞き取りし、その平均年齢を各被験者の「見た目」年齢として、その関連系について検討した結果、実年齢より「見た目年齢」が3歳以上若かった5名と、3歳以上老けている5名の平均値を比較したところ、3歳以上若い人では血管の状態が良く、形状が太く、はっきり見えたほか、動脈硬化などの血管障害を引き起こす血中酸化LDLが有意に低いことが判明したという。

 更に、実年齢よりも8歳若く見られた人の身体機能を、4歳老けて見られた人と比較したところ、先述の結果に加えて安静時代謝量、集中力、口腔内免疫の各指標が良好な値を示し、並びに肌状態についても、実年齢より8歳若く見られた人の角層細胞は保水能力、保護力ともに高く、同年代と比較してシワが出来にくいことが確認されたという。

 これらの結果を受け、日常生活の中で食事内容や生活習慣を整えて体内を健全な状態に保つことは、肌の美しさ、若々しさを維持するためには重要な要素であることが示唆されたことから、そうした体の内側からのケアを実践していくことで、年齢を重ねても美しさを保つことに繋がると考えられると、研究グループはコメントしている。

■全国一のご長寿はどこ? 市区町村別の平均寿命公表2013年09月19日

全国一のご長寿はどこ? 市区町村別の平均寿命公表
  http://apital.asahi.com/article/news/2013080100001.html
     朝日新聞 > apital > ニュース > 2013/08/01
 厚生労働省は国勢調査に基づき「市区町村別生命表」を5年毎に纏めており、7月31日に2010年の市区町村別の平均寿命を公表したところに依れば、全国で最も長寿だった地域は、男性が長野県松川村(82.2歳)、女性は沖縄県北中城村(きたなかぐすくそん、89.0歳)で、最も短かったのは男女とも大阪市西成区で、男性は72.4歳、女性は83.8歳だった。全国の平均寿命は男性が79.6歳、女性は86.4歳だった。

 今回のデータは厚労省のホームページ(http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/ckts10/index.html)で確認できる。

 
■平均寿命の上位5市町村
男性1長野県松川村82.2歳
2川崎市宮前区82.1歳
3横浜市都筑区82.1歳
4長野県塩尻市82.0歳
5沖縄県南風原町81.9歳
女性1沖縄県北中城村89.0歳
2島根県吉賀町88.4歳
3北海道壮瞥町88.4歳
4熊本県菊陽町88.3歳
5福岡県太宰府町88.3歳
 
■平均寿命の下位5市町村
男性1大阪市西成区72.4歳
2高知県土佐清水市75.6歳
3大阪市浪速区75.9歳
4青森市76.5歳
5青森県東通村76.5歳
女性1大阪市西成区83.8歳
2和歌山県御坊市84.0歳
3青森県階上町84.2歳
4大阪市東淀川区84.3歳
5青森県大間町84.4歳

■赤身肉摂取増やすと、糖尿病発症率が上昇2013年08月09日

赤身肉摂取増やすと、糖尿病発症率が上昇―15万人データ分析
  http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887323382204578554232404051940.html
     ウォール・ストリート・ジャーナル > ライフ > ヘルス > 2013/06/19
 米ハーバード大学が主に看護師や医師を対象に実施した3つの長期調査の約15万人のデータを、シンガポール国立大学の研究者たちが中心になって分析した結果、過去4年間で牛肉や豚肉など赤身肉の消費を増やした人は、その後の4年間に2型糖尿病(生活習慣に起因するとみられる糖尿病)を発症する確率が、赤身肉の消費を増やさなかった人より高いが判ったと云う。この分析結果は米医師会刊行の「JAMAインターナル・メディシン」6月17日の電子版に掲載された。

 赤身肉の消費と2型糖尿病の発症との関連を指摘する研究で、赤身肉の消費量の変化と2型糖尿病の発症リスクとの関係を長期追跡したのは、今回が初めてとみられる。
 この研究で分かった事は、赤身肉の消費量を過去4年間で1日当たり半サービング(1サービングは1食分の分量)以上増やした集団と、消費量を変えなかった集団とを比較すると、その後の4年間に2型糖尿病を発症するリスクは、消費量を増やした集団の方が48%高かった。
 しかし、同じく4年間で赤身肉の消費量を同じだけ減らしても、その後の4年間に糖尿病を発症するリスクは低減しなかったが、もっと長い期間で見ると、リスクが14%減った。
 この結果は、その他の要素(体重や全体的な食事の質など)とは独立していて、両者の関連は見られなかった。

 論文の執筆者らは、赤身肉と2型糖尿病の予防との関連の強さを確認するもので、長期間にわたる赤身肉の消費抑制が予防上良い効果をもたらすことを示す証拠だと云うが、必ずしも赤身肉自体が問題ではないと指摘する医師もいる。
 この研究に対する解説(同じくJAMAインターナル・メディシンに掲載)を執筆したウィリアム・J・エバンス博士は、問題なのはタンパク質~肉の種類ではなく、脂肪の種類が問題だと指摘する。同博士は、赤身肉は脂肪含有量が多いとする間違った描写がされている、と付け加えていて、赤身肉であってもリブ・アイ(リブロース=最も厚みのあるロース部分で、霜降りになりやすい部位)といった高脂肪の部位ではなく、サーロイン・ティップあるいはラウンド・ステーキなどといった低脂肪の部位を消費者は選択できる筈だと指摘する。

 米政府による一般的な食事の指針と同様に米糖尿病学会(ADA)は、糖尿病の患者に対し、野菜や果物を多く摂取し、乾燥豆を含む全粒食品を選ぶよう推奨している。また1週間に2~3回魚を食べることも推奨している。脂肪分の少ない肉とは、牛肉や豚肉のうち、名前の最後に「ロイン」がつくもので、ポークロインやサーロインなどを指す。

▼原題:Major Study Examines Meat-Diabetes Link

■薬が効かない新たな「殺人菌」 国境越えた医療で拡散2013年08月02日

薬が効かない新たな「殺人菌」 国境越えた医療で拡散
  http://apital.asahi.com/article/news/2013071200003.html
     朝日新聞 > apital > ニュース > 2013/07/12
 抗菌薬の「切り札」、「カルバペネム」を分解する新たな耐性菌が、世界各地で急速に広がっているという。多種類の菌を行き来する五つの遺伝子が元凶だ。このほど日本で初報告された新型耐性遺伝子OXA48を持つ肺炎桿菌は、新耐性菌の代表であり、その現状と対策は・・・。

■国境越えた医療で拡散
     CREとは、米国で急速に広がる新型多剤耐性菌「カルバペネム耐性腸内細菌科の菌」という意味の英語の頭文字。殆ど全ての抗菌薬が効かない。
     CREが世界的に広がる背景には、外国で手術などを受ける医療ツアーの普及がある。英の感染研は、英国内のCRE患者の多くは、インドやパキスタンで手術を受けた人や、その人と接触した人だと発表している。
     医療ツアーがまだ一般的でない日本は、先進国でほぼ唯一の「CRE低汚染国」だが、海外で入院して帰国した人から見つかる例が増え始めている。昨年5月、80歳代の男性がエジプト観光中に高熱を出した。現地の病院に入院し、数日後に国立国際医療研究センター(東京都新宿区)に転院。この時の検便からCREが見つかった。

■恐ろしさ、3つの理由 CREの恐ろしさには、三つの理由がある。

 【理由1】遺伝子が五つ
     カルバペネム分解遺伝子は、少なくとも5種類見つかっていて、腸内細菌がそのどれかを持つとCREになるが、特徴が違う。種類が多いので検出が難しく、見落とし易い。
 【理由2】強力な増殖力
     CREは、驚異的な増え方をする。その秘密はリング状の細胞内物質「プラスミド」にあり、プラスミドは、自分の複製を作り他の菌に渡す。5種類の耐性遺伝子はこの物質に潜んでいて、プラスミドが複製・伝達されるたび耐性遺伝子も複製・伝達され、周囲の菌をCREに変えていき、分裂とプラスミド伝達の相乗効果で、爆発的に増殖する。
 【理由3】腸内潜伏
     CREに変化するのは、腸内に常在している平凡な大腸菌や肺炎桿菌で、腸以外の臓器に移動すると、膀胱炎や肺炎などを起こすが、普段はおとなしい。
     CRE遺伝子の一つ、OXA48を持つ肺炎桿菌を昨年に日本で初めて見つけた千葉県船橋市立医療センター微生物検査室の長野則之主任に依れば「自分の腸内細菌がCREに変わっても、健康な時なら気付かない」という。だが、いったん抗菌薬を使うと状況は一変し、腸内にいる「薬が効く」菌は死んでいき、CREが蔓延し、肺炎や敗血症を引き起こし、便を介して他人にうつる。仏では3年前にCREの院内感染が起き、5/7人が死亡した。
■封じ込めには基本の徹底
     現在、CREに効く薬はなく、新規抗菌薬の開発も滞っている。
     東邦大の舘田一博教授(感染症学)は、産官学が力を合わせて新薬開発を急がなくては、ペニシリン発見以前の暗黒時代に戻り兼ねないと危機感を示す。
     米政府は一昨年、新規抗菌薬には特許延長や優先審査など優遇するという創薬を促す新法を作った。
     新薬が登場するまでに出来ることは何か。 幸い、日本ではまだCRE汚染は広がっていない。専門家は、監視・院内感染予防策や検出技術の向上・抗菌薬の適正使用といった基本を徹底すれば、封じ込めは可能と口をそろえる。

■善玉の中に裏切り者 崩れるコレステロールの常識2013年07月27日

善玉の中に裏切り者 崩れるコレステロールの常識
  http://apital.asahi.com/article/news/2013061700001.html
     朝日新聞 > apital > ニュース > 2013/06/17
 何かと評判の悪いコレステロール。でも、細胞膜やビタミン・ホルモンなどを作るうえで無くてはならないもの。食べ物にも含まれるが、主に肝臓で作られ、体の隅々に運ばれる。この運び役が悪玉コレステロール(LDL)であり、コレステロールをたんぱく質や脂で包んだもの。

 善玉コレステロール(HDL)は健康に良い善玉で、悪玉コレステロール(LDL)を減らしてHDLを増やせば動脈硬化が減る・・・、こんなコレステロールの常識が最近怪しくなってきたという。HDLにもさして善行をしないものや、中には悪玉もいて、HDLは量だけでなく質も大事だということが最近判りつつあるという。

 HDLは細胞で余ったコレステロールを集めて肝臓に戻す働きが有り、包んでいるたんぱく質や脂がLDLと異なる。  HDLは集めたコレステロールを肝臓に戻す筈が、LDLに受け渡すことがあり、その仲介役がCETPというたんぱく質である。デンマークの調査では、遺伝子の変異でCETPの量が少ない人はHDLの値が1dl中70mg程度まで高くなり、心臓の病気になる割合が低い。
 HDL濃度が元々高くてLDL濃度が低い人は動脈硬化になり難い。動脈硬化症の人にHDLを注射すると症状が和らぐことも知られており、こうした発想から血液中のHDLの濃度を上げる薬の開発が進められてきた。しかし、2012年5月、スイスの大手製薬企業ロシュが開発を進めていた薬の臨床試験でHDL濃度は上がったが、肝心な心臓などの病気を防ぐ効果に差が出なかったことより、開発を中止した。この中止されたものはCETPの働きを抑えてHDLの濃度を高める薬だった。
 別なCETP阻害薬が試験中で結論が出ていないとはいえ、今のところ予防効果が見られていないのは、大阪大の平野賢一講師(脂質学)に依れば、「CETP阻害薬は、HDLが高くなり過ぎる」とみている。大阪大グループが国内でCETP欠損症の人達を調べたところ、HDLの値が100を超えて、むしろ動脈硬化になりやすい傾向があったという。

■善行せずぶらぶら
     動脈硬化の仕組みは、LDLが体の中に多くなると酸化LDLに変わって、血管壁の内側に溜まる。すると、マクロファージが集まってきて、酸化LDLを食べて退治しようとするが、分解できるのは周りのたんぱく質や脂だけで、コレステロールは壊せず溜めこんでしまい、このマクロファージが原因で血管が腫れるのが動脈硬化である。
     HDLはマクロファージからコレステロールを抜き去る能力があり、コレステロールを手放せば、マクロファージは動けるようになって血管から離れるが、CETPが働かないと、HDLはコレステロールを抱え込みすぎて動きが鈍くなり、コレステロールを集める役目を果たせなくなる。血液中でHDLが増えていると思っていたら、実はHDLが重くなっていただけで、働き者のHDLが増えていないのかもしれない。
■悪さをする仲間も
     2011年、スイスのチューリヒ大学病院のグループが米臨床研究専門誌に発表した研究に依れば、健康な人から採ったHDLは血管に良い効果があるが、動脈硬化症の人のHDLは逆に害を与えたという。
     LDLはほぼ1種類だが、HDLには様々な種類がいて、量だけでなくどんなHDLが含まれるか質も調べる必要がありそうだ。
     京都大の植田和光教授(細胞生化学)らに依れば、細胞のコレステロールをHDLに引き渡す段階も重要という見方もある。HDLにコレステロールを受け渡すABCA1というたんぱく質は細胞膜の内側を動き回って余分なコレステロールを集め、或る程度溜め込むと動きを止めてHDLが受け取りに来るのを待っているという。

■食器洗浄機、カビに注意 7割で検出、感染症原因にも2013年06月01日

食器洗浄機、カビに注意 7割で検出、感染症原因にも
  http://apital.asahi.com/article/news/2013050900001.html
     朝日新聞 > apital > ニュース > 2013/05/09
 大阪市立自然史博物館の浜田信夫・外来研究員が、2012年の秋に食器洗浄機がある大阪府内の134世帯の協力を受け、洗浄水や内部を拭き取った試料からカビの有無を調べた結果、サンプル調査の7割近くで食器洗浄機の内部にカビが繁殖していることが判ったと云う。

 調査結果は、68%に相当する91台からカビが見つかった。ドアからの水漏れを防ぐパッキング部分は58台(43%)から検出され、18台には洗浄水1mL当たり100個以上のカビが見つかり、同1,000個以上のものも2台あった。
 使用年数が1年を超すと、年数とカビの数に明確な関連は見られなかったが、「漂白剤入り洗剤を使った」洗浄機では、「漂白剤入りを使わない」洗浄機よりカビの数が1/3~1/10と少なかった。

 浴室や洗濯機ではあまり見られない「エクソフィアラ・デルマチチヂス」という種のカビが、際だって多かったという。このカビは「ヒト病原真菌」と呼ばれる種で、抵抗力が弱まっている人の脳や肝臓などに腫瘍を作ったり、通常は感染症源にならない常在菌が引き起こす「日和見感染」の原因になったりすることがある菌で、他の多くのカビが耐えられない41~42℃でも生育するため、高温の洗浄機内でも生き残ったもので、こまめな手入れが必要だ。

■吐く息で肥満リスクがわかる2013年04月23日

吐く息で肥満リスクがわかる
  http://news.e-expo.net/world/2013/04/post-105.html
     健康美容EXPO > 健康美容EXPOニュース > 海外ニュース:TOP > 研究発表 > 2013/04/08
 米シダーズ・サイナイメディカルセンター(ロサンゼルス)のRuchi Mathur氏らが、「Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism」オンライン版3月26日版に発表した研究に依れば、簡単な呼気検査で過体重になる可能性を予測できることを示したと云う。

 消化管の微生物叢のバランスが崩れると膨満感・便秘・下痢などの症状が起こることがあるが、今回の研究に依れば 消化管の細菌の過剰増殖を評価する標準的な呼気検査の結果から、体脂肪率の高さがわかるというもので、被験者にラクツロース・シロップを飲んでもらった後、2時間にわたり15分毎に呼気サンプルを採取するとともに、BMIと電気伝導度の2つの方法で被験者の体脂肪を測定した結果、呼気中のメタンガスと水素の値が高かった被験者は、呼気が正常か、一方の値のみ高かった被験者に比べ、BMI、体脂肪率が高いことが判った。

 この呼気パターンは、腸内にメタン菌の1つ、メタノブレビバクタ・スミシイ(Methanobrevibacter smithii)が多いことを示すものであり、この細菌が増えると体重が増加し、脂肪が蓄積され易くなる可能性がある。
 呼気中のメタン及び水素が多い人は、特定の減量法が奏効し易い可能性があり、例えば、腸内細菌の自然のバランスを修復・維持するプロバイオティクス(ヨーグルトなどに含まれる、健康に有益と考えられる細菌)が肥満の治療や予防に有用である可能性があるという。

 今回の研究の重要性を認める一方で、細菌が肥満の蔓延にどう関わっているのか、また細菌を変化させたらどうなるのかを明らかにするには、更に研究を重ねる必要があり、細菌の過剰増殖があっても、症状のある人もいればない人もいるので、検査結果の有意性は必ずしも明確ではないという意見も有る。

▼原題は、「Breath Test Might Predict Obesity Risk

■食べる順、「まず野菜」がおすすめ 血糖値抑制に効果2013年03月13日

食べる順、「まず野菜」がおすすめ 血糖値抑制に効果
  http://apital.asahi.com/article/news/2013022300006.html
     朝日新聞 > apital > ニュース > 2013/02/23
 大阪府立大の今井佐恵子教授(臨床栄養学)らのグループが英国の糖尿病専門誌に発表した研究に依れば、食事のメニューが同じでも、最初に野菜を食べると血糖値の上がり方が緩やかになるという。

 2型糖尿病の患者19人と健康な21人に、血糖値を連続して測定できる装置を身につさせ、同じ食事内容で野菜を先に食べた時と、炭水化物を先に食べた時とで血糖値の変動を比較した。「野菜が先」は、500gの野菜を5分かけて食べた後、肉や魚などのたんぱく質を食べ始め、さらに5分してからご飯やパンなどを食べるという条件で、調べた結果、患者と健康な人のいずれでも、野菜を先に食べた時に食後の血糖値の上昇幅が半分ほどに抑えられた。炭水化物が先だと血糖値は1dl当り300mg以上に達したのに、野菜が先だと150~250mgほどですむ人もいた。食前の血糖値の低下も抑えられた人もいて、24時間の変動幅は約2/3に減少した。

 野菜を先に食べると、食物繊維の作用で炭水化物の吸収がゆっくりになることなどが考えられ、早食いをすると効果が弱まるという。血糖値の上昇幅を減らせば、脂肪をためこむ働きのあるインスリンの分泌も減るため、動脈硬化等の生活習慣病の予防策となる。

■リノール酸の摂取増加で死亡リスクが上昇2013年03月08日

リノール酸の摂取増加で死亡リスクが上昇
  http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/bmj/201302/529109.html
     Nikkei Medical Online ニュース 2013/02/20
飽和脂肪の代替として紅花油の摂取量を増やしたランダム化比較試験

 米国立衛生研究所(NIH)のChristopher E. Ramsden氏らが、BMJ誌電子版・2013年2月5日に発表したところに依れば、飽和脂肪酸の代替として多価不飽和脂肪酸の一種であるリノール酸の摂取量を増やすと、全死因死亡、心血管死亡、冠疾患死亡リスクが上昇する可能性があるという。

 これまで、オメガ3系の不飽和脂肪酸(エイコサペンタエン酸やドコサヘキサエン酸など)の摂取が心血管リスクに及ぼす影響を調べたRCTは数多く、好ましい結果も複数あったが、飽和脂肪酸をオメガ6系の不飽和脂肪酸であるリノール酸に置き換えた場合の心血管保護効果や生存への利益を示したRCTは無かった。
 著者らは、オメガ3系脂肪酸の影響を極力排除して、オメガ6系脂肪酸摂取の心血管二次予防と生存への影響を明らかにすべく、豪州・Sydney Diet Health Studyのデータを分析対象に選んだ。このRCTは、1966~73年に行われた単盲検の試験で、介入群に対し飽和脂肪酸の代替として他の多価不飽和脂肪酸を含まず「リノール酸のみ」を含む紅花油を摂取するよう指導していた。このSydney Diet Health Studyに登録されたのは、30~59歳の男性458人。登録患者の86%が心筋梗塞、残りは急性冠不全または狭心症の既往を持ち、イベント発生から中央値11週の時点で試験に登録されていた。
 介入群の221人は、飽和脂肪(動物性脂肪、マーガリン、ショートニング)の摂取を摂取熱量の10%未満に、コレステロールの摂取は1日に300mg未満に減らす一方で、摂取熱量の約15%を紅花油と紅花油マーガリンから取るよう指導されていた。対照群の237人には食事指導は行われず、特別な食品の提供も無かった。
介入群
対照群
備考
追跡期間中の評価多価不飽和脂肪酸の比(多価/飽和)
1.72
0.63
 
摂取熱量(中央値)
2256kcal
2194kcal
 
コレステロール摂取量
238mg/日
331mg/日
 
12カ月時点の血中総コレステロール値
243.9mg/dL
266.5mg/dL
両群間に有意な差が有り
累積全死因死亡率
17.6%
11.8%
ハザード比 1.62
両群間に有意差有り
心血管死亡率
17.2%
11.0%
ハザード比 1.70、両群間に有意差
冠疾患死亡率
16.3%
10.1%
ハザード比 1.74、両群間に有意差

 登録患者全員を対象に、摂取した飽和脂肪に対する多価不飽和脂肪酸の比(多価/飽和)が1ポイント上昇するごとの調整ハザード比を求めたところ、全死因死亡は1.53、心血管死亡は1.58、冠疾患死亡は1.44だった。
 さらに、リノール酸の影響を調べた過去の研究に今回の分析結果も加えて、合計3件のRCTを対象とするメタアナリシスを行った結果、介入群で冠疾患死亡リスクと心血管死亡リスクが上昇する傾向が見られる一方で、オメガ3系多価不飽和脂肪酸の摂取量も多い試験も加えた4件のメタアナリシスでは、心血管死亡リスクの減少傾向が見られたという。
 今回、心血管二次予防を目的として飽和脂肪酸をオメガ6系多価不飽和脂肪酸に置き換える食事が、死亡リスクを上昇させる可能性が示されことは、飽和脂肪酸の代わりに不飽和脂肪酸の摂取を増やすべきという食事指導に重大な影響をもたらすかもしれない。

▼原題は、「Use of dietary linoleic acid for secondary prevention of coronary heart disease and death: evaluation of recovered data from the Sydney Diet Heart Study and updated meta-analysis

■ピロリ除菌、胃炎も保険適用へ 胃がん予防に道2013年03月05日

ピロリ除菌、胃炎も保険適用へ 胃がん予防に道
  http://apital.asahi.com/article/news/2013020300002.html
     朝日新聞 > apital > ニュース > 2013/02/03
 ヘリコバクター・ピロリは、胃の粘膜にいる細菌で胃がんなどの原因になる。感染者は国内で約3500万人で、50歳以上の7~8割が感染しているとみられる。子供の頃に感染すると成人になっても胃の中で生き続ける。この「ヘリコバクター・ピロリ」菌の感染による胃炎について、除菌治療が保険適用として認められる見通しになった。これまでは胃潰瘍など症状が進んだ病気に限られていたが、より早い段階で治療が受けられるようになり、将来の胃がん予防につながる可能性があるという。

 現在、公的医療保険で除菌の対象になる病気は、胃潰瘍・十二指腸潰瘍などで、これまで胃炎の除菌は保険の対象外であり、1回につき数万円の自己負担が必要だったが、今回の厚生労働省の専門部会で治療効果などについて検討され、1月31日の会議で認められ、早ければ3月から保険適用が受けられる見込み。
 胃炎の除菌治療で保険適用が認められるのは、ピロリ菌の除菌剤とその効き目を高めるための補助剤。ただし、吐いた息で調べる検査などで感染を確認し、内視鏡検査で炎症が見つかるのが条件となる。

 除菌には、3種類の薬を朝夕2回、7日間飲み続ける必要が有り、これで除菌できない場合は2回目の除菌をする。ただし薬で下痢・軟便などの副作用が出る場合があるほか、治療後に逆流性食道炎で胸焼けなどを訴える人がいる。
≪オーナーコメント≫:
     この記事では、触れられていないが、自己判断等にて治療を途中で止めたりすると、ピロリ菌の薬への耐性をかえって高めてしまうこともあるというので、注意が必要だ。
100%乳酸菌ニブロンの購入サイト 私(オーナー)の腸内健康法として23年間愛飲している乳酸菌を紹介します。
 現役時代ひどい便秘に悩まされていた時にふとした切っ掛けで巡り合った乳酸菌。以来、毎日欠かすことなく飲んでいます。私には便秘の解消から始まって、肝機能の維持・回復と重宝しております。お蔭さまで、悪臭便をする事が無く、花粉症も発病せず、インフルエンザにも罹らず、今となっては結果的に老化防止にも効いているようで、年齢より10歳くらいは若く見えるようです。 そのような訳で、一人でも多くの方が健康になればとの思いで、皆様に奨めています。!