■吐く息で肥満リスクがわかる ― 2013年04月23日
吐く息で肥満リスクがわかる
http://news.e-expo.net/world/2013/04/post-105.html
健康美容EXPO > 健康美容EXPOニュース > 海外ニュース:TOP > 研究発表 > 2013/04/08
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米シダーズ・サイナイメディカルセンター(ロサンゼルス)のRuchi Mathur氏らが、「Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism」オンライン版3月26日版に発表した研究に依れば、簡単な呼気検査で過体重になる可能性を予測できることを示したと云う。
消化管の微生物叢のバランスが崩れると膨満感・便秘・下痢などの症状が起こることがあるが、今回の研究に依れば 消化管の細菌の過剰増殖を評価する標準的な呼気検査の結果から、体脂肪率の高さがわかるというもので、被験者にラクツロース・シロップを飲んでもらった後、2時間にわたり15分毎に呼気サンプルを採取するとともに、BMIと電気伝導度の2つの方法で被験者の体脂肪を測定した結果、呼気中のメタンガスと水素の値が高かった被験者は、呼気が正常か、一方の値のみ高かった被験者に比べ、BMI、体脂肪率が高いことが判った。
この呼気パターンは、腸内にメタン菌の1つ、メタノブレビバクタ・スミシイ(Methanobrevibacter smithii)が多いことを示すものであり、この細菌が増えると体重が増加し、脂肪が蓄積され易くなる可能性がある。
呼気中のメタン及び水素が多い人は、特定の減量法が奏効し易い可能性があり、例えば、腸内細菌の自然のバランスを修復・維持するプロバイオティクス(ヨーグルトなどに含まれる、健康に有益と考えられる細菌)が肥満の治療や予防に有用である可能性があるという。
今回の研究の重要性を認める一方で、細菌が肥満の蔓延にどう関わっているのか、また細菌を変化させたらどうなるのかを明らかにするには、更に研究を重ねる必要があり、細菌の過剰増殖があっても、症状のある人もいればない人もいるので、検査結果の有意性は必ずしも明確ではないという意見も有る。
▼原題は、「Breath Test Might Predict Obesity Risk」
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