■ココアはショウガと同程度、冷え性抑制効果があることを解明 - 森永製菓 ― 2013年02月16日

森永製菓の情報サイト「Cacao Fun」にて、ココアに関する機能性研究の結果について公開した情報によると、冷え性を抑制する食品として代表的な「ショウガ」と「ココア」を比較したところ、「ココア」が「ショウガ」と同程度の冷え性抑制効果があることを解明したという。
2002年には、「ココアの冷え性改善効果」と言うタイトルで発表を行い、「コーヒー」や「緑茶」等の嗜好飲料と比べ、「ココア」が最も体末梢部(手足)の血流を改善し、冷え性を抑制する効果が高いことを解明。
2012年には、「ショウガ」と「ココア」を比較し、冷え性と判断された健常な女性を対象に、冷え性を抑制する効果を検証した。
この検証実験は、何もしない状態では体の末梢部温度が次第に下がる室温23~24℃において、約70℃・100mlの純ココア+牛乳、及びショウガ+牛乳を用意し、健常な成人11名(冷え性と判断された人)を対象に試験飲料を摂取後、手の甲の表面を5分間隔で、首表面・額表面・ほお表面・鼻表面の温度変化を10分間隔で医療用サーモグラフィーで測定した結果、飲用後の手の甲と鼻の表面温度については「ショウガ」の方が温度上昇の立ち上がりが速く、上昇程度が高かった。しかし、急速に温度低下も始まったという。
一方「ココア」は、温度の低下が穏やかで体温の持続性が高かった。「ココア」は「ショウガ」より約0.5度高い表面温度を維持することが確認できたことで、「ココア」と「ショウガ」は冷え性抑制効果の表れ方に違いはあるが、冷え性を抑制する食品であることが判明した。
この「ココア」がゆっくりと長く冷えを抑制する効果は、副交感神経に作用するココアならではの効果で、ココアに含まれるデオブロミンやポリフェノールの血管拡張作用により、特に手や足の先の血液循環を改善することで、長く冷えを抑制できると考えられるという。
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