■生活習慣病の薬、市販に 初認可、医師会は反発 ― 2013年02月04日
生活習慣病の薬、市販に 初認可、医師会は反発
生活習慣病の薬では初めて、効き目は強いのに病院の処方箋無しで買える「スイッチ薬」の販売が12月28日承認された。このスイッチ化を承認されたのは、持田製薬の高脂血症治療薬「エパデール」で、イワシから取るイコサペント酸(EPA)を高純度で含み、血液中の中性脂肪の値などを下げる。
スイッチ薬は、従来、水虫や胃もたれなど比較的軽い病気の薬が多かったが、厚労省は2002年、高血圧や糖尿病といった生活習慣病などにも広げる方針を決定。すぐ病院に行くのでなく、まずスイッチ薬を使う人が増えれば、医療費が抑制できるという思惑があったもので、安全面などを懸念する医師側は「まず診察を」と反発しているという。今後、新たなスイッチ薬が認められるかどうかは不透明。
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