■都の排ガス規制強化後、脳卒中の死亡率低下 ― 2012年07月13日

http://digital.asahi.com/articles/OSK201206260066.html
朝日新聞デジタル > 2012/06/27
朝日新聞デジタル > 2012/06/27
岡山大の頼藤貴志准教授(環境疫学)らは、都がディーゼル車規制を強化した06年4月の前後各33カ月にわたり、都が測定している「PM2.5」濃度と、都区部での脳卒中死者数を1日ごとに調べ比較した結果、ディーゼル車の規制を強化した2006年を境に、東京都区部で脳卒中の死亡率が8.5%低下したと推計した。規制強化がなければ死者数は実際よりも更に増えていたと見られ、東京都区部の人口に当てはめると、632人/年の脳卒中死を防いだことになるという
「PM2.5」の環境基準は、日本では09年9月に「1年平均15μg以下」と定められたが、環境省によると11年3月時点で基準を満たしていたのは全国46カ所の測定局のうち3割以下だった。
02年に1立方m当たり27.5μgあった「PM2.5」は、09年には15.9μgまで減っていた。規制強化前後の各33カ月間の平均値は、強化前が22.8μg、強化後は20.3μgだった。一方、脳卒中による死者は、規制強化前33カ月間は20,460人、強化後33カ月間は19,728人だった。
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