■サフランの黄色色素、大腸がん予防に効果 ― 2012年07月10日
サフランの黄色色素、大腸がん予防に効果
東海中央病院(岐阜県各務原市)の川端邦裕内科医や長崎国際大学薬学部などの研究グループが、6月22日から始まった日本がん予防学会で発表した研究によれば、サフランの雌しべなどに含まれる黄色色素「クロシン」が、大腸がんの予防に効果があるという。
研究グループは、2011年4月から1年かけて、発癌性物質を投与した生後4週目のマウスに、3種類の濃度のクロシンを混ぜた餌を与え変化を調べた。
マウスの大腸内に癌が出来るか、癌による大腸粘膜炎症の様子を比較したところ、実験開始から18週目に、クロシンを投与していないマウスでは3.15個/匹の癌が確認されが、クロシン濃度が高い餌を食べたマウスの癌は、平均0.5個/匹に抑えられたという。
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