■低炭水化物ダイエットご用心…心筋梗塞や脳卒中等の発症リスク高まる ― 2012年07月21日
低炭水化物ダイエットご用心…心筋梗塞や脳卒中等の発症リスク高まる
ハーバード大などのグループが英医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」に発表したところに依れば、炭水化物を制限する食事を長期間続けると、心筋梗塞や脳卒中になる危険性が高まるという。
同研究グループは、1991~92年、スウェーデンの30~49歳の女性43,396人の食生活を調査し、その後平均約16年間、心筋梗塞や脳卒中などの発症を追跡調査し、1270例の発症例を、炭水化物とたんぱく質の摂取量によって10段階に分けて分析した。
炭水化物の摂取量が1段階減り、たんぱく質の摂取量が1段階増えるごとに、それぞれ発症の危険が4%ずつ増えた。一般的に炭水化物を制限する食事では高たんぱく質になる傾向がある。低炭水化物・高たんぱく質のグループでは、そうでないグループに比べて危険性が最大1.6倍高まった。
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