■癌の半数は生活習慣の改善で予防可能、米研究 ― 2012年04月10日
がんの半数は生活習慣の改善で予防可能、米研究
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2868453/8714093
AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2012/03/29
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ミズーリ(Missouri)州セントルイス(St. Louis)のワシントン大学医学部(Washington University School of Medicine)サイトマンがんセンター(Siteman Cancer Center)の疫学者グラハム・コルディッツ(Graham Colditz)氏らが3月28日の米医学誌「サイエンス・トランスレーショナル・メディシン(Science Translational Medicine)」に発表した研究によれば、全ての癌の約半数は健康的な生活をすることによって予防可能だという。
米国の全ての癌発症件数のうち約30%は喫煙に、約20%は肥満に原因があるとされていて、肺がんの3/4は禁煙によって予防できる可能性があるという。
子宮頸がんや肝臓がんは、原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)や肝炎ウイルスのワクチン接種によって、皮膚がんは太陽光からの保護対策によって予防可能であることがこれまでに示されている。
■政策も含めた社会全体の取り組みを
しかし、癌は予防できるという事に対する懐疑的な見方もあり、癌予防の浸透には数々の障害が立ちはだかっている。癌研究の多くは予防ではなく治療に焦点を当てたもので、長期的対策よりも短期的な視点になってしまう傾向もある。
更に事態を難しくしているのが経済格差で、貧しい人は裕福な人よりも高い癌発症のリスクに晒されがちなので、もっともっと多くの人が政策変更の必要性を強く訴えることが必要だと、同大の医学部のサラ・ゲーラート(Sarah Gehlert)教授は訴えている。
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