■脳と腸のつながり…便秘・下痢、心にも悪影響 ― 2012年04月18日
脳と腸のつながり…便秘・下痢、心にも悪影響
臓器をコントロールする自律神経には、興奮時に優位に働く交感神経と、リラックス時に優位に働く副交感神経がある。強いストレスは交感神経を優位にして腸の動きを悪くし便秘につながる。リラックスすれば副交感神経が優位になって腸の動きが良くなる。ストレスによる腸の不調には、便秘のほか腹痛や胃もたれ・胸やけ・吐き気などもある。こうした仕組みは知られていたが、近年、腸の不調も脳に影響を及ぼすと考えられるようになった。
東京都立川市でクリニックを開業する消化器内科医の松生(まついけ)恒夫氏によれば、慢性的な便秘患者44人に4週間、植物性乳酸菌のサプリメントを飲んでもらい、腸内環境を改善したところ、不安や抑うつも改善したことが心理テストで確認できたという。腸を守るにはストレス対策が大事、腸が良くなれば心のストレスも改善するという。
東北大医学部教授(行動医学)の福土審(ふくどしん)さんは、過敏性腸症候群という病気を切り口に、脳と腸の関係を研究している。福土さんらは、大腸に刺激を与えて、その時の脳の反応を調べた。過敏性腸症候群の患者では、刺激に反応する脳の部位の血流の増え方が健常者よりも大きく、周辺のうつや不安に関する部位の血流も増えていたことより、「腸の不調が単なる痛みや不快感だけでなく、心理面にも影響を及ぼし、悪循環を生んでいるようだ。
福土さんらの最新研究では、過敏性腸症候群について、子育ての仕方が影響している可能性も示された。過敏性腸症候群の症状がある7歳の子どもに、音の刺激を与えて脳波を調べたところ、脳が非常に過敏になっていた。さらに、そうした子どもは、母親の手のかけ方が足りなかったり、過保護だったりする傾向があることがわかった。養育は脳の神経の発達に影響し、それが過敏性腸症候群の発症につながっている可能性があるという。
便秘や下痢を単なる腸の不調と決めつけず、心理的側面まで含めて生活を点検し直すことも大切なようだ。
◎遅い春の便り ― 2012年04月18日
3回目の訪問で、やっと満開状態にたどり着けました。何で、今年は梅に執着するのか、自分でも理由は判らないのです。でも、納得のいく風景を切り取りたい、只それだけの思いだけなのかと・・・。
(2012.04.02撮影)
Fotopusへの投稿作品の一覧は、こちら! (ここをClickして!)
カメラ :オリンパス E-30
レンズ :ZUIKO DIGITAL ED 50-200mmF2.8-3.5 SWD
撮影場所:三重県・いなべ市藤原町・農業公園
アートフィルター:未使用
(2012.04.02撮影)
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撮影場所:三重県・いなべ市藤原町・農業公園
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