■Wiiのスポーツゲームはある程度の運動効果をもたらす ― 2009年07月03日
Wiiのスポーツゲームはある程度の運動効果をもたらす
米国の医療保険会社 WellPoint(インディアナポリス)の運動生理学者Elizabeth DiRico氏が、シアトルで開催された米国スポーツ医学会(ACSM)年次集会で発表したところによれば、任天堂のゲーム機Wiiを用いて体を動かすゲームをすると、ある程度の健康効果が期待できるという。米フロリダ州ペンサコラPensacolaの高齢者センターで60~80代の高齢者44人に、Wiiのボウリングゲームで遊んでもらった研究では、ゲームにより被験者の心拍数が約40%上がることがわかった。
ゲームに熱中することにより高齢者は若返った気分になり、心理状態がよくなり、雑談を楽しむ場面もみられたという。もう1つの研究では、大学生13人が、Wiiのボクシング、テニス、エアロビクスうち1つのゲームを10分間している間、身体の状態を観察した。エアロビクス及びテニスでは、僅かな運動効果しかみられなかったが、ボクシングには軽いジョギングに相当する運動効果があることがわかったという。
このようなTVゲームによる運動は、従来の運動の代わりにはならないが、運動をしない人が体を動かすきっかけにはなる可能性があるという。
▼原文: Interactive Video Games Offer Exercise Benefits
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