◎いつか来た道 ― 2009年05月05日
◎二人の思い出に! ― 2009年05月05日
■痩せると肥満より危険、5Kg以上減 死亡率1.4倍 ― 2009年05月05日
YOMIURI ONLINE > 医療と介護 > ニュース 2009/04/23
全国の40~69歳の男女約88,000人を平均約13年間追跡調査した厚生労働省研究班(主任研究者=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)の大規模調査によって、成人後に5Kg以上体重が減った中高年は、男女共に死亡する危険が1.3~1.4倍高くなるが、体重増による死亡率増加の関係は認められなかったという。調査期間中に6,494人が死亡した。この内、5Kg以上体重が減少した人は、変化が小さかった人に比べ、男性で1.44倍、女性で1.33倍死亡率が高かった。一方、20歳時から5Kg以上体重が増加した男性は、死亡率が0.89倍に下がり、女性では変化が見られなかった。体重が10Kg以上増加した人で見ても、男女とも死亡率に大きな変化はなかった。
日本人は、外国人とは異なり極端な肥満がもともと少なく、肥満が死亡率に与える影響が調査結果には反映しなかったとみられ、痩せると死亡率が上がる原因については、今回の調査からは判らなかったが、体重低下で免疫力が落ち、感染症などに罹り易くなることが考えられる。
◎「春の小川」と富士 ― 2009年05月05日
◎おはよう! ― 2009年05月05日
■女性ホルモンのエストロゲンに記憶改善効果 ― 2009年05月09日
毎日新聞 ライフスタイル > 健康 > アーカイブ 2009/04/27
女性ホルモンの一つ、エストロゲンについては、以前から研究者の間でも記憶改善効果が指摘されていたが、理研脳科学総合研究センター(利根川進センター長)から「記憶改善にも効果あり」とする研究結果が発表された。エストロゲンの働きとしては、下記のものなどが知られている。
(1)血管を広げて血流を促進させる。
(2)コラーゲンの合成を進め、柔軟な皮膚組織やつやのあるみずみずしい肌を保つ。
(3)悪玉コレステロールを退治して、善玉コレステロールを増やす。
(4)多量の投与は、男性の場合、体毛が薄くなり、乳腺が発達するなど女性化の問題がある。
(5)多量の投与は、女性でも7~8割に性器出血が見られる。
(6)子宮がん予防のために併用する黄体ホルモンによって、「うつ」になる確率が高くなる。また、エストロゲンの記憶改善効果については、「閉経後に1年以上に渡りエストロゲンを服用した女性は、80歳を過ぎてもアルツハイマーになりにくい」「息子の顔はわかるが、夫の顔がわからなかった女性が、エストロゲンを服用して数週間ほどで夫の名前を呼んだり、化粧をして買い物にも行くようになった」などの報告例がある。
今回の発表によれば、神経伝達物質のアセチルコリン受容体遺伝子を持たないマウスを観察したところ、脳の血液循環が低下すると、脳梗塞などが起きていなくても、脳細胞の膨張などが引き起こされ、学習能力が低下する傾向がオスのマウスにのみ見られた。研究班は性差に注目し、メスの卵巣から放出されるエストロゲンを調べ、アセチルコリンと同様の脳血管拡張効果を持つことを突き止めた。
脳循環障害のあるオスに、エストロゲンを投与したところ、脳細胞の膨張などが回復し、学習能力が改善していることが判ったという。
◎王仁塚の一本桜(2) ― 2009年05月09日
◎路傍の桜(忍野) ― 2009年05月09日
■少量のワイン摂取で寿命が延びる ― 2009年05月14日
少量のアルコールを飲む習慣が良い効果もたらすということは知られているが、オランダ、Wageningen大学のMartinette Streppel氏らが医学誌「Journal of Epidemiology and Community Health(疫学・コミュニティーヘルス)」4月号に発表した報告は、さまざまなアルコール飲料を対象に40年という長期にわたり定期的に追跡したもので、1日にグラス半分のワインを継続的に飲んでいる男性は寿命が5年長いこと、また種類にかかわらず少量(1日20g)のアルコール飲料を長期間摂取している人は、飲酒しない人に比べて寿命が2.5年長いという。そのほか、以下のことが明らかにされた。
今回の知見は女性には当てはまらないが、ワイン、特に赤ワインに多く含まれるポリフェノール化合物が心臓に良い影響を与えていると推察。
- 少量のアルコールを長期間摂取すると、飲酒しない人に比べて寿命が2.5年長かった。
1日20gを超えるアルコール摂取では、2年近い寿命延長が認められた。- 1日に平均20g程度のワインを飲む人は、50歳の時点の余命が、ビールまたは蒸留酒を飲む人に比べて2.5年長かった。
また飲酒しない人に比べると約5年長かった。- 適度な飲酒と死亡リスクの低さとの間には関連がある。
ワインの摂取と心疾患、脳卒中などによる死亡リスクの低さとの間には強い関連がある。しかし、アルコールの健康効果を長年研究しているArthur Klatsky博士(カイザーパーマネンテKaiser Permanente メディカルセンター、カリフォルニア州)によれば、ワインを飲むことが良いのか、それに関わる別の何か(例えば、ワインを飲む人は運動や健康的な食事をする比率が高いなど)については不明であると述べている。
▼原文: Drink a Little Wine, Live a Little Longer
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