■受動喫煙、糖尿病リスク8割増 厚労省調査 ― 2008年05月04日

企業の従業員を対象とした厚生労働省研究班(主任研究者、上島弘嗣・滋賀医科大教授)の調査によれば、受動喫煙で糖尿病になるリスクが1.8倍高くなることが明らかになったという。受動喫煙でがんやぜんそくのリスクが高まることは既に知られているが、糖尿病との関連を示した研究は珍しい。調査は、関東・近畿・北陸地方の12の事業所に勤める19~69歳の男女で、糖尿病でない約6500人に実施し、99~00年に職場の喫煙環境のほか、体格や運動習慣などを聞き、04年まで追跡した間に、229人が新たに糖尿病になった。今回の調査では自分自身が吸っている人のリスクは1.99倍だった。
喫煙により糖尿病になり易いのは、糖を処理するインスリンをつくる膵臓の働きが悪くなったり、インスリンが出ても効き難くなるため。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://health-info.asablo.jp/blog/2008/05/04/3454841/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。