・腎症:糖尿病+喫煙=腎症 男性患者のリスク2.1倍 ― 2007年05月14日
腎症:糖尿病+喫煙=腎症 男性患者のリスク2.1倍--お茶の水大チーム調査
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2007/05/20070501ddm003100141000c.html
毎日新聞・ 暮らし ・ 健康 2007/05/01
毎日新聞・ 暮らし ・ 健康 2007/05/01
お茶の水女子大学などの研究チームが、1日付の米国糖尿病学会誌に発表したところによれば、肥満や運動不足などが原因とされ、国内の糖尿病患者の95%以上を占める「2型糖尿病」の男性患者のうち、喫煙歴のある人は合併症の「糖尿病性腎症」を発症しやすく、喫煙歴が長く1日の本数も多いほど発症リスクが高いという。同大の斎藤和美研究員らは、糖尿病専門診療所「川井クリニック」(茨城県つくば市)に通院する2型の男性患者357人を平均5.7年追跡調査したところ、106人が腎症を発症した。
糖尿病発症後の期間や血糖値のコントロール状態などの影響を考慮したうえで喫煙との関係を調べると、現在喫煙している人の腎症発症リスクは、全くたばこを吸わない人の2.1倍。過去に喫煙習慣があった場合は1.9倍だった。また1日当たりの喫煙本数が多く、喫煙期間が長いほど発症し易かった。
・禁煙、50代からでも効果 肺がん死亡率43~64%減 ― 2007年05月14日
禁煙、50代からでも効果 肺がん死亡率43~64%減
厚生労働省の研究班(主任研究者=祖父江友孝・国立がんセンターがん情報・統計部長)が、国内で83年~03年に実施された三つの10万人規模の疫学調査のデータから、18~22歳の時に喫煙を始めた喫煙者・禁煙者と、非喫煙者の男性計11万人分を分析した結果、50代でたばこをやめれば吸い続けるより43~64%も肺がん死亡率が減少、60代でも19~57%減るという。肺がん死亡率は、禁煙後の年数が増えるほど減るか、喫煙者のリスクは非喫煙者の4.71倍、禁煙後10~15年で半分程度に減り、非喫煙者と同じレベルに近づくには15年以上必要だった。
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