■果物を食べて動脈瘤リスクを下げる ― 2013年10月29日

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スウェーデン、カロリンスカ環境医学研究所(ストックホルム)栄養疫学部門博士課程のOtto Stackelberg氏らが、「Circulation」8月20日号に発表したところに依れば、果物を多く食べると、腹部大動脈瘤リスクが低減する可能性があるという。
Stackelberg氏らは、スウェーデンの46~84歳の8万人超のデータを分析。13年間の追跡期間中、1,086例に腹部大動脈瘤が認められ、うち222例が破裂した。果物(ジュースは含まない)を1日2人前以上食べていた被験者では、1日1人前未満しか食べていなかった被験者に比べて、同疾患のリスクが25%、破裂リスクが43%低かった。果物を1日2人前食べていた被験者ではまったく食べていなかった被験者に比べて同疾患のリスクが31%、破裂リスクが39%低かったという。
研究者らは、果物に含まれる高レベルの抗酸化物質によって炎症が減少し、腹部大動脈瘤を予防する可能性があるとみているが、抗酸化物質を豊富に含む野菜を大量に食べても、腹部大動脈リスクは低減しなかったのは、「野菜には果物に含まれる一部の抗酸化物質が含まれていないためだが、野菜が健康にとって重要なことに変わりはなく、果物や野菜の摂取が、心血管疾患・2型糖尿病・高血圧・がんのリスクを低減する可能性を示した研究もある。
今回の研究は、果物を多く食べると動脈瘤リスクが低減することを示したが、因果関係を立証するものではない。(HealthDay News 8月19日)
▼原題は、「Fruit-Rich Diet Might Lower Aneurysm Risk」
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