■赤肉食べると若死にするリスク高まる、米研究 ― 2012年03月25日
赤肉食べると若死にするリスク高まる、米研究
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2864982/8635659
AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2012/03/13
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米ハーバード大(Harvard University)のフランク・フー(Frank Hu)氏らの研究チームが、3月12日の米国医師会(American Medical Association)の内科専門誌「Archives of Internal Medicine」に発表した研究によれば、加工された赤肉を毎日食べると若死にするリスクが最大で20%高くなる可能性があるという。
■赤肉毎日で13%、加工赤肉なら20%研究チームは、男性37,698人、女性83,644人を、それぞれ22年と28年間にわたり追跡調査したデータを分析。対象者に4年ごとに食習慣を尋ねる調査を行った結果、トランプ1箱ほどの量の赤肉(牛や豚肉など)をほぼ毎日食べていた人は、あまり赤肉を食べていなかった人よりも平均で13%死亡リスクが高かった。さらにソーセージやベーコンなど、加工された赤肉を食べていた人の死亡リスクは20%に跳ね上がった。
■加糖飲料も心臓病リスク高める
加工赤肉は、心臓病や癌などの慢性疾患につながる飽和脂肪・ナトリウム・亜硝酸塩・発がん性物質などを含むことが知られている。
一方、赤肉をナッツ類に置き替えると19%、鶏肉や全粒穀食品に替えると14%、魚に替えれば7%、それぞれ死亡リスクが下がることが分かった。
こうした結果から、1日に摂取する赤肉の量を1食分の半分未満に控えていれば、研究対象者の全死亡例のうち7~9%は死を回避できたのではないかと論文は分析している。フー氏らの研究チームは、米国心臓協会(American Heart Association)の学術誌「Circulation(循環」)」にも、糖分と心臓病リスクに関する研究論文を発表している。
この研究は、白人男性を主とした42,000人以上を22年間追跡した結果、砂糖を含む飲料を毎日飲む男性は、そうでない男性よりも心臓病リスクが20%高くなることが分かった。一方、加糖飲料を飲む頻度が週に2回程度だった男性群では、この傾向は見られなかったという。
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