■ビスフェノールA含む哺乳瓶、カナダが販売など禁止へ ― 2008年05月10日

カナダ政府が18日、樹脂原料のビスフェノールAを含むポリカーボネート樹脂で作られたプラスチック製哺乳瓶について、輸入、販売、広告を禁止する方針を明らかにした。
ビスフェノールAが、環境ホルモン(内分泌攪乱化学物質)として作用を示すかどうか確認するため、哺乳瓶のほか食器、CDなどに使われるポリカーボネート樹脂と、ビスフェノールAを含むエポキシ樹脂といったプラスチックについて評価を行った結果、大人が普通の日常生活を送っている限り、健康影響はないとの結論を得た。しかし、保健相は「成長過程にある新生児や乳幼児にこの結論は当てはまらない。安全性を優先して、禁止の方針を示した。日本では、環境省の作用・影響評価で、ビスフェノールAについて「人体影響は明らかには認められなかった」としているが、米国においては厚生省などの専門家グループが14日に「人体の成長に影響する可能性は無視できない」との報告書案を公表、また小売り大手の米ウォルマート・ストアーズも来年前半までにビスフェノールAを含む哺乳瓶の販売を止めるという。
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