・癌抑制蛋白が老化も防ぐ ― 2007年08月09日
癌抑制蛋白が老化も防ぐ
英科学誌「Nature」7月19日号に掲載されたスペイン国立癌研究センター(マドリード)Manuel Serrano氏らの研究によれば、癌(がん)抑制蛋白(たんぱく)として知られるp53および細胞調節因子Arfに、老化を遅らせる働きのあるという。今回の研究では、p53/Arf過剰産生マウスから採取した細胞を詳細に検討。老化マーカーを調べた結果、老化の遅延が認められ、癌抑制効果を考慮してもなお寿命の延長がみられることが明らかになったという。
Serrano氏によれば、老化は細胞の欠陥が蓄積して生じると考えられているが、p53およびArfはいわば細胞の「品質管理」を担うもので、p53の多いマウスほど細胞が厳しく管理され、癌になりにくく老化も緩やかであるという。
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