・早起き:朝食で成績アップ 夜更かしっ子、キレやす ― 2007年04月25日
毎日新聞・ 暮らし ・ 健康 2007/04/15
日本小児保健協会の幼児健康度調査によれば、午後10時以降に就寝する幼児(1歳~6歳)の割合は、90年は31%だったが、00年には50%まで増えた。夜更かしの子どもが増えるに従い、朝食を食べない子どもも多くなった。東京北社会保険病院副院長の神山潤さんによれば、夜更かしする子どもは慢性的な睡眠不足になり易くなり、鎮静作用がある「メラトニン」や、感情のコントロールをつかさどる「セロトニン」などのホルモンの分泌に影響が出てくるという。また、朝日を浴びることで体内リズムを整える働きがあるという。
小児科医や保育の専門家の集まり「子どもの早起きをすすめる会」が、06年に4歳から6歳の子ども140人を対象に、「睡眠覚醒リズムと行動」に関する調査を行い、「ひきこもり」「不安・抑うつ感」「非行的行動」「攻撃的行動」などの有無を就床時刻との関係で調べたところ、寝るのが遅い子ほど、こうした問題行動や感情が多く見られたという。
また、福岡教育大学の横山正幸名誉教授が、小学校4~6年生を対象に、学力と就寝時間の関係を調べた結果では、学力上位者の50%の就寝時間は午後9時半までに集中したが、10時半以降に寝ている子どもに成績上位者は一人もいなかったという。
・赤ワインで眼病予防を期待 ― 2007年04月25日
YOMIURI ONLINE > 医療と介護 > ニュース 2007/04/21
ポリフェノールが目の血管を拡張旭川医大などの研究チームが,日本眼科学会で4月20日発表したところによれば、赤ワインなどに含まれるポリフェノールの一種「レスベラトロール」に豚の目の血管を拡張させる機能があることを突き止めた。
同様の効果は、血中のコレステロールを低下させる「スタチン」にもあるが、スタチンが血管内皮に作用するのに対し、レスベラトロールは、血管内皮とその外側にある平滑筋の両方に作用し血管を広げていた。
人間で同様の効果が得られるかを確かめ、目の病気を予防する薬の開発が期待される。
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