■風邪予防には睡眠が効果あり--米大学の実験で明らかに ― 2009年03月01日
風邪予防には睡眠が効果あり--米大学の実験で明らかに
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毎日新聞 ライフスタイル > 健康 > アーカイブ 2009/02/20
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米・カーネギーメロン大学の研究チームにより2000年~2004年にかけて平均年齢37歳の健康な男女153人を対象に実施された調査結果が、米国医師会雑誌(JAMA)の1月12日号に掲載されたところによれば、「睡眠不足の人は風邪をひき易い」という。調査は、1人2週間、睡眠時間などについて毎日聞き取りを行うと共に、風邪の原因ウィルスを含んだ点鼻薬を投与して経過を観察。その結果、毎日7時間未満しか寝ていない人は、8時間以上寝る人に比べて約3倍風邪を引き易く、更にたとえ睡眠時間は長くても、ぐっすり熟睡する時間が短いと風邪をひき易いことが分かったという。
具体的には、睡眠時間に占める「実際に寝ていた時間」の割合が92%未満の人は、同98%以上の人に比べて5倍以上も風邪を引きやすいという結果。
現代の日本人の睡眠時間は、総務省が5年ごとに行う社会生活基本調査の2006年の結果では、世代別で45~49歳の睡眠時間が最も短く、平均7時間5分。全体でも、数値は過去20年で最短となり、世界的に見ても日本人の睡眠時間の短さは突出しているという。
昨年秋に米国の企業が17カ国で行った調査では、日本の平均睡眠時間は6時間24分で最短。最長だったフランス、スイス、メキシコなど6カ国の7時間12分と、48分も差があった。
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