■肝がん予防、野菜は◎ 果物は△ ― 2009年03月21日
肝がん予防、野菜は◎ 果物は△
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20090311-OYT8T00362.htm
YOMIURI ONLINE > 医療と介護 > ニュース 2009/03/11
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厚生労働省研究班(主任研究者=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)が、40~69歳の男女約2万人を約12年間・追跡調査した。野菜や果物の摂取量の多寡で「多」「中」「少」の3グループに分け、肝がん発症との関連を調べた結果、野菜を多く摂る人は、少ない人に比べ、肝がんを発症する危険性が4割低くなるが、果物の取り過ぎは逆にリスクを高める可能性が高いことが判ったという。この調査期間中、約100人が肝がんになり、うち8割はB型かC型の肝炎ウイルスに感染していたが、野菜摂取量「多」のグループは「少」に比べ、肝がんの発症率が約40%低かった。一方、果物摂取量「多」のグループは「少」に比べ、発症率が45%高まっていた。
緑黄色野菜に多く含まれるカロテンは、肝がん予防作用が確認できたが、果物に多いビタミンCは肝がんの危険性を高める傾向があった。 ビタミンCには肝炎の原因となる鉄分の吸収を助ける作用もあるため、発症率が高まるらしい。
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