・仕事上のストレスでメタボリックシンドロームの発症リスクは倍増する、英国の研究 ― 2006年03月02日
2006/03/02
仕事上のストレスでメタボリックシンドロームの発症リスクは倍増する、英国の研究
心血管疾患や2型糖尿病のリスクを高める危険因子が重積した状態をメタボリックシンドローム(MS)と呼ぶ。これまでにも職務ストレスとMSの関係を調べた研究はあったが、ストレス暴露期間に関する情報の入手に問題があった。
今回ロンドン大学のTarani Chandola氏らが、ロンドンの公務員を14年間追跡し、職務ストレスのレベルとメタボリックシンドローム発症の関係を調べたもので、ストレスを繰り返し評価することにより、持続するストレスが健康に及ぼす影響の評価を試みた研究結果を、British Medical Journal誌電子版に2006年2月14日に発表したところによれば、慢性的にストレスを感じている人々はメタボリックシンドロームを発症するリスクが2倍以上になるという。著者らは、持続するストレスは、自律神経系と神経内分泌機能に直接影響し、MSを引きおこす可能性があると考えている▼本論文の原題:
・「Chronic stress at work and the metabolic syndrome: prospective study」
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