■メタボ腹囲基準「女性80cm以上」が妥当 ― 2010年02月13日

10cm厳しく…厚労省研究班メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群、メタボ)の考えに基づき、腹囲測定などを行う特定健診(メタボ健診)の診断基準を検証している厚生労働省研究班(主任研究者=門脇孝・東京大教授)は、腹囲の基準を男性85cm以上(現行基準と同じ)、女性90cm以上→80cm以上へ下げることが妥当とする研究成果を明らかにした。
研究班は、メタボ健診の対象となる全国の40~74歳の男女約36,000人を対象に、メタボの条件となる高血糖・脂質異常・高血圧と「腹囲」の関係を調べた結果、腹囲が男性85cm前後、女性80cm前後になると、メタボの条件の内の2項目以上の異常を併せ持つ人の割合が高くなったというもの。
◎さざ波に誘われて! ― 2010年02月13日
(2010.01.15撮影)
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◎静かな湖面 ― 2010年02月13日
(2010.01.15撮影)
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■70歳以上で過体重の人は寿命が長い ― 2010年02月13日

オーストラリア・ウェスタンオーストラリア大学のLeon Flicker氏らが、米国老年医学会(AGS)誌「Journal of American Geriatric Society」オンライン1月27日版(印刷版は2月号)に発表した研究によれば、70歳以上で過体重の人は正常体重の人に比べて10年間の死亡率が低くなるという。これは、過体重が心疾患をはじめとするさまざまな健康問題を引き起こすとする今までの研究と矛盾するものである。研究は、1996年の時点で70~75歳であったオーストラリア人9,200人強を対象に、健康状態に関する10年分のデータを検討。
BMIに基づいて過体重および肥満を定義し、痩せぎみ(BMI<18.5)、正常(BMI 18.5-24.9)、過体重(BMI 25.0-29.9)、肥満(BMI≧30.0)の4つの区分を用いて評価した結果、過体重(肥満の一歩手前)の人は正常体重の人に比べて死亡リスクが13%低かった。しかし、肥満の人にはベネフィット(便益)は認められなかったという。また、座りがちな生活をしていると「死亡リスク」が、女性では2倍、男性では1/4増大することも判明した。
Leon Flicker氏によれば、70歳までそれなりに健康に生きてきた人の場合、体脂肪量によるリスクとベネフィットが若い人とは異なることが示された、と述べている。
▼原文:Over 70 and Overweight May Add Years to Life
◎凍てつく川 ― 2010年02月13日
(2010.01.15撮影)
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◎袋田・冬景色'10 ― 2010年02月13日
(2010.01.15撮影)
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