■乳酸菌が作るペプチドで記憶力が向上する!? - カルピスが確認 ― 2012年11月02日
乳酸菌が作るペプチドで記憶力が向上する!? - カルピスが確認
カルピス 発酵応用研究所と中部大学 応用生物学部の横越英彦 教授らが、「第64回 日本生物工学会大会」(2012年10月23日-26日)にて発表した研究によれば、乳酸菌Lactobacillus helveticus(ラクトバチルス・ヘルベティカス)発酵乳の中から記憶力向上作用を持つペプチドを確認したという。
今回、「カルピス酸乳」に含まれる乳酸菌ラクトバチルス・ヘルベティカスで発酵させた発酵乳の中から、「記憶力向上」作用を示す成分を発見したという。この成分を詳細に調べたところ、乳酸菌が牛乳に含まれる乳たんぱく質を分解することで得られるペプチドであることが明らかとなった。
主な試験結果は2つ。1つ目は発酵乳由来ペプチドの記憶障害予防作用で、発酵乳の中から発見したペプチドをマウスに与えた結果、有意に短期記憶障害を予防したという。2つ目は発酵乳由来ペプチドの記憶力向上作用で、発酵乳の中から発見したペプチドをマウスに与えた結果、有意に2日後の記憶保持が向上したという。これらの作用はヒトにも期待され、「もの忘れ」の予防や「脳機能の維持」に役立つ可能性があるかもしれないという。
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