■糖類ゼロ」と「糖質ゼロ」の違いって? ― 2012年11月11日
食品表示に気をつけろ!/「糖類ゼロ」と「糖質ゼロ」の違いって?
▼糖類は糖質の一部、共に100ml当たり0.5g未満なら「ゼロ」表示
「糖類ゼロ」と「糖質ゼロ」、似通った表現だが、一体どこが違うのか?。
要するに、
・糖類というのは、糖質の一部である。
・一般的に糖分としてイメージする砂糖は、糖類に分類される。
更に、健康増進法に基づく栄養表示基準により、糖質・糖類共に「100ml当たり0.5g未満であればゼロ表示が可能」ということ。
▼甘味料や基準値内の糖類で「ゼロ」表記上記3つのポイントを頭に入れて原材料表示を見ると、「糖類ゼロ」でも甘味料、「糖質ゼロ」でも糖類が含まれている。
・糖類の使用を避け甘味料を用いることで「糖類ゼロ」表示。
・糖アルコールや甘味料を使わず、ゼロ表示への基準値(0.5g/100ml)内で糖類を使用することで「糖質ゼロ」表示が出来る。
「糖類ゼロ」と「糖質ゼロ」で考えられる原材料を、以下に纏めると、
「糖類ゼロ」
・添加物としての基準値内の甘味料を使用
・ゼロ表示への基準値内の糖類を使用
「糖質ゼロ」
・ゼロ表示への基準値内の糖類を使用
・ゼロ表示への基準値内の甘味料を使用
・ゼロ表示への基準値内の糖類+甘味料を使用
つまり、基準値内で糖類や甘味料を使用した場合は、「糖類ゼロ」「糖質ゼロ」共に示可能という場合が出てくるので、どちらを選んだらいいのか? 甘味料まで少なく制限できる「糖質ゼロ」の方が無難かもしれないが、「ゼロだから大丈夫」ではなく「ゼロでも適量」を心掛けることではないかと結んでいる。
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