■ヤマイモ成分にアルツハイマー改善効果…富山大 ― 2012年08月08日

富山大学和漢医薬学総合研究所の東田千尋准教授らの研究グループが、ヤマイモなどに含まれる成分で強壮作用があるとされる化合物ジオスゲニンに、アルツハイマー病を改善する作用があることを動物実験で突き止めた。
アルツハイマー病はアミロイドβと呼ばれるたんぱく質が脳内に蓄積することで、神経細胞から伸びた突起「軸索」が病変を起こして記憶に障害が出る。
実験では、アルツハイマー病を発症させたマウスに 0.12mg/日 ずつ、20日間連続で注射した。その後、記憶力を試すと、注射していないマウスが30分前に見た物体に初めて見るような反応を示したのに対し、注射したマウスは正常なマウスと同じく既知の物体と認識した。ジオスゲニンの投与でアミロイドβが約7割減少し、さらに、軸索が正常な状態に戻っていたことが分かった。
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