■コーヒー愛飲家「死亡リスク低い」 米で追跡調査 ― 2012年06月06日
コーヒー愛飲家「死亡リスク低い」 米で追跡調査
米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に発表された米国立保健研究所(NIH)の大規模追跡調査によれば、コーヒーを2杯/日以上飲む人は、飲まない人に比べて死亡するリスクが10%以上低いことが判ったという。
NIHは1995~2008年まで14年間にわたり、米国内に住む50~71歳の男性約23万人、女性約17万人を追跡し、コーヒーをよく飲む人ほど、喫煙や飲酒、肉食を好むなどの習慣があったため、これらの要因を補正した。
コーヒーを全く飲まない人に比べ、1杯/日飲む男性は6%、2~3杯/日は10%、4~5杯は12%、女性はそれぞれ5%、13%、16%死亡リスクが低かった。1杯/日以下ではほとんどリスクは変わらず、6杯以上飲むと、4~5杯飲む人よりリスクはやや高かったというもので、心臓病や脳卒中、糖尿病による死亡のリスクが減るのと関係していたが、癌による死亡リスクは減らなかった。
コーヒーには、カフェインが含まれる一方、心臓病などのリスクを低くするとされる抗酸化物質が多く含まれているためで、『コーヒーが死亡リスクを減らす』とは云えないが、『健康にいい飲み物』とは云えるかもしれない。
関連記事:コーヒーの摂取量が多いほど死亡リスクは低いhttp://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/hotnews/nejm/201205/525120.html
Nikkei Medical Online ニュース 2012/05/30
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