■アルツハイマー型認知症、新薬続々 体に貼るタイプも ― 2011年08月08日
アルツハイマー型認知症、新薬続々 体に貼るタイプも
アルツハイマー型認知症の治療薬について、国内ではこれまでエーザイの「アリセプト」だけだったが、今年に入って新薬の発売が相次いでいて、小野薬品工業の「リバスタッチパッチ」は体に貼るタイプで、患者が指示通りに薬を使っているかどうかが確認し易く、介護者の負担軽減につながると期待され、共同開発したノバルティスファーマも同じ薬を「イクセロンパッチ」として売り出すという。第一三共の「メマリー」は飲み薬タイプで、「他の薬との併用」することで認知症の進行をさらに遅らせる効果をPRする。
武田薬品工業と共同販売契約したヤンセンファーマ(東京)は、3月に飲み薬「レミニール」を発売した。これら3種類の薬は、いずれも既に世界70カ国以上で販売されている実績がある。
製品名 販売会社 特徴 処方対象の症状 アリセプト エーザイ 口の中で溶ける錠剤やゼリー製剤も揃える 軽度・中等度・高度 メマリー 第一三共 他3製品と作用が違うので併用が可能 中等度・高度 レミニール ヤンセンファーマ 口の中で溶ける錠剤や液材も揃える。武田薬品が共同販売する。 軽度・中等度 リバスタッチパッチ(イクセロンパッチ) 小野薬品工業(ノバルティスファーマ) 貼り薬 軽度・中等度
最近のコメント