■血液でうつ病診断、簡便な検査法開発 リン酸濃度を測定 ― 2011年05月25日

慶応大の研究成果を基に、血液中に含まれるリン酸の濃度により、うつ病を診断する検査法を「ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ」(山形県鶴岡市)が開発し、5月22日の日本生物学的精神医学会で発表するという。厚生労働省研究班の調査では、一般医の9割は経験則で「うつ病」を診断しているが、同社は、国立精神・神経医療研究センターで「大うつ病性障害(うつ病)」と診断された31人と、年齢や性別の構成が近い健康な35人の血液を分析したところ、うつ病患者は、血漿中の「エタノールアミンリン酸」の濃度が低いことを見つけた。
このリン酸の濃度で、うつ病患者を正しく診断できた確率は82%、健康な人をうつ病でないと診断できた確率は95%だった。
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