■セリ科のアギがインフルエンザ薬として有効 ― 2009年09月22日

台湾、高雄Kaohsiung医科大学のFang-Rong Chang氏、Yang-Chang Wu氏らの研究グループが、米国化学会(ACS)発行の「Journal of Natural Products(自然産物)」オンライン版に8月19日に(印刷版は9月25日号)発表したところによれば、イラン、アフガニスタン及び中国大陸に生育し、樹液に強い悪臭があることから “Dung of the Devil(悪魔の糞)”とも呼ばれるセリ科のアギ(中国語名:阿魏、英語名:assafoetidaアサフェティダ、学名:Ferula assa-foetida)には、新型(H1N1豚)インフルエンザのウイルスを死滅させる有効な成分が含まれており、この植物の抽出物に含まれる化学物質を特定したという。1918年、世界で数千万人が死亡したとされるスペイン風邪の大流行時に、中国では抗ウイルス薬としてこの植物が用いられたという。しかし、米国化学学会(ACS)によれば、これまでアギの抗ウイルス特性を裏付ける研究は実施されていなかった。
▼原文: Chinese 'Devil Dung' Plant Could Be a Swine Flu Fighter
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