■高濃度オゾン、家庭用発生器から 呼吸困難起こすレベル ― 2009年09月01日
高濃度オゾン、家庭用発生器から 呼吸困難起こすレベル
国民生活センターが8月27日に発表したところによれば、家庭用のオゾン発生器のうち、人体に影響を及ぼすほどの高濃度オゾンが排出される製品が確認され、日本産業衛生学会が定めた労働者向けの許容濃度の約100倍で、呼吸困難や昏睡を引き起こすレベルだったという。7製品を選び、室内で30分間運転させた結果によると、最も高濃度となった製品では室内の濃度が許容基準の約10倍になった。停止後、基準値に戻るまでに約3時間かかった。また、排出口付近では最高で基準の約100倍を超える濃度を計測した。室内と排出口の濃度でともに基準をクリアしたのは1製品だった。
オゾン発生器に関する相談が過去5年間で計410件寄せられており、同センターは「専門知識のない消費者が安全に使用することは難しく、購入は避けた方がいい」と注意を呼びかけている。
▼国民生活センターの「報道発表資料」
・家庭用オゾン発生器の安全性 (2009年8月27日) における「報告書(PDF)」
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