・アガリクス:あるのか?抗がん効果 副作用の疑い例も ― 2006年04月03日
2006/04/03

http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2006/04/20060403ddm013100071000c.html
毎日新聞・ 暮らし ・ 健康 2006/04/03
毎日新聞・ 暮らし ・ 健康 2006/04/03
厚生労働省は、2月にキリンウェルフーズ社が発売する「アガリクス」製品のうち1商品が発がんを促進したとの動物実験結果を発表し、発売元のキリンウェルフーズ社は回収に踏み切った。この話題について・・・・。
◆「顆粒」から発見、発がん促進作用
≪参考≫
問題の製品は、アガリクスを乾燥させて粉末化し、顆粒状にした「キリン細胞壁破砕アガリクス顆粒」。国立医薬品食品研究所が実験を担当し、発がん物質を投与したラットに「顆粒」を食べさせたところ、食べさせなかったラットに比べ、がんになる割合が高くなった。他の2社の製品でも同じ実験をしたが、異常は出なかった。
◆安全性検証には高額費用が必要調査は、流通している3社の3製品を抽出して実施しただけで、アガリクス製品に発がん促進作用があるのか、「顆粒」だけなのかは不明のまま。
◆副作用の疑い例も
医師グループのキャンサーネット・ジャパンが、各種の健康食品について医学論文を総ざらいし、「抗がんサプリメントの効果と副作用徹底検証!」(三省堂)という本にまとめたが、アガリクスについて効果を示した論文はなかった。
大阪府立成人病センターの佐々木洋・消化器外科部長らが、'05年の日本肝臓学会で発表したところによれば、肝臓がん患者に対しての再発予防効果も副作用も無かったという。
副作用の疑い例として、国立がんセンターの医師らが01年の日本癌治療学会にて、アガリクスを食べて劇症肝炎を起こした乳がん患者など3人のケースを発表している。
国立健康・栄養研究所は、ホームページ(http://www.nih.go.jp/eiken/)の「健康食品安全情報」で、アガリクスに対し「ヒトでの有効性と安全性について信頼できる調査結果が見当たらない」との見解を示している。
▼アガリクス(カワリハラタケ)を含む3製品の安全性について(厚生労働省 報道発表資料)
▼国立健康・栄養研究所の健康食品安全情報 での「アガリクスについて」
・ビタミンCが老化を抑制 ― 2006年04月04日
2006/04/04

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/ext/200604/500091.html
日経メディカル オンライン・Hot News 2006/04/04
日経メディカル オンライン・Hot News 2006/04/04
東京医科歯科大や東京都老人総合研究所が、米科学アカデミー紀要(電子版)に4日発表したところによれば、ビタミンCに、生物の老化の進行を抑える可能性があることを確認したという。ビタミンCが加齢に関係することを科学的に証明したのは初めてだと発表。
・ビタミンC:老化防ぐ? 不足のマウス、老い4倍加速 ― 2006年04月04日
・マグネシウムでメタボリックシンドロームのリスク低下 ― 2006年04月06日
2006/04/06

米医学誌「Circulation」3月28日号に掲載された、米国人約4,600人を対象として1985年に開始された研究報告によると、糖尿病や冠動脈疾患につながるメタボリックシンドロームの罹患率低下に、マグネシウムの豊富な食品が役立つことが判明した。
今回の研究の特色は、開始時点で20歳代という若年者を主に対象としている点で、マグネシウム摂取量の多い人は、その後の15年間のメタボリックシンドローム発症リスクが31%低くなることより、若い人も健康的な食生活に関心をもつことが必要のようだ。
・コエンザイムQ10:安全性評価先送り ― 2006年04月07日
・日本、また長寿国世界一 ― 2006年04月07日
2006/04/07

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/ext/200604/500149.html
日経メディカル オンライン・Hot News 2006/04/07
日経メディカル オンライン・Hot News 2006/04/07
世界保健機関(WHO)が、06年版の「世界保健報告」を発表した。その報告によると04年の平均寿命が世界で一番長いのは日本・モナコ・サンマリノの82歳で、日本は「長寿世界一」の座を維持した。
男女別で、日本女性が86歳で最長寿。 男性は日本、アイスランド、サンマリノが79歳で最長寿国。
・1日1箱以上の喫煙でEDリスクは4割増 ― 2006年04月12日
2006/04/12

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/200604/500185.html
日経メディカル オンライン・Hot News 2006/04/12
日経メディカル オンライン・Hot News 2006/04/12
オーストラリアのシドニー西南地域ヘルスサービスのChris Millett氏らが、Tobacco Control誌2006年4月号に報告したところによれば、平均年齢37歳のオーストラリア人男性約8000人を対象とした大規模調査の結果、喫煙本数が1日20本を超える男性の勃起不全(ED)リスクは非喫煙者の1.39倍になるという。日本たばこ(JT)の2005年の調査によると、日本人男性の喫煙率は45.8%、うち「毎日吸う」と回答した人の平均喫煙本数は22.3本/日であり、他国に比べ潜在的なED患者が多いことを示唆するという。
▼論文の原題:「Smoking and erectile dysfunction: findings from a representative sample of Australian men」
・喫煙者の心筋梗塞は3倍 厚労省研究班の調査 ― 2006年04月12日
・受動喫煙で糖尿病リスクが増大 ― 2006年04月13日
・米ぬかに血圧、脂質、血糖値下げる成分 ― 2006年04月17日
2006/04/17

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/200604/500226.html
日経メディカル オンライン・Hot News 2006/04/17
日経メディカル オンライン・Hot News 2006/04/17
東北大学農学研究科食品機能健康科学講座のArdiansyah氏らが、J. Agricultural and Food Chemistry誌電子版に2006年1月27日に報告したところによれば、米ぬかには多様な抗酸化物質が含まれており、米ぬか由来の成分を添加した飼料により、脳卒中易発症高血圧自然発症ラット(SHRSP)の血圧を下げることに初めて成功した。血圧だけでなく、血中脂質量、血糖値も下がったほか、酸化ストレスの減少も見られたという。
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