◎八溝山中・夢遊散歩(3) ― 2010年12月04日
■長寿のためにはαカロテンを多く含む果物、野菜の摂取が望ましい ― 2010年12月04日
長寿のためにはαカロテンを多く含む果物、野菜の摂取が望ましい
医学誌「Archives of Internal Medicine(内科学)」オンライン版11月22日に掲載された、米国疾病管理予防センター(CDC)のChaoyang Li博士らの研究によると、生活習慣・人口統計学的特徴または全般的な健康リスクに関わらず、カロチノイドの一種であるαカロテンの血中濃度が高い人は、生命にかかわる疾患リスクが低いことが判明したという。αカロテンおよびβカロテンは共に、身体内でビタミンAに変換され、その過程でβカロテンの効果が高いと考えられているが、今回の研究では細胞のDNAを防御する上ではαカロテンの方が重要な役割を演じているという。
今回の知見は、果物や野菜を多く摂取すれば早期死亡リスクの低減に有用であるのだが、αカロテンだけを摂取しようとするのではなく、食物から摂取するべきであると、研究者は指摘している。
≪αカロテンを豊富に含む食品≫:
ニンジン、サツマイモ、カボチャおよび冬カボチャ(winter squash)、マンゴーおよびメロンなどの黄色や橙色の食物のほか、ブロッコリー、サヤインゲン、グリーンピース、ホウレンソウ、カブラナ、コラード、ケール、メキャベツ、キウィ、レタスなどの濃緑色野菜。
▼原文: Eat Your Fruits & Veggies for Longer Life
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