■抗がん剤使用の5人死亡 厚労省が注意喚起 ― 2010年12月01日
抗がん剤の「イレッサ」と「タルセバ」を使った計5人の患者が肝不全や腎不全で死亡していたとして、厚生労働省は使用上の注意を改めるよう製薬会社に指示したという。
◎八溝山中・夢遊散歩(2) ― 2010年12月01日
◎八溝山中・夢遊散歩(3) ― 2010年12月04日
■長寿のためにはαカロテンを多く含む果物、野菜の摂取が望ましい ― 2010年12月04日
医学誌「Archives of Internal Medicine(内科学)」オンライン版11月22日に掲載された、米国疾病管理予防センター(CDC)のChaoyang Li博士らの研究によると、生活習慣・人口統計学的特徴または全般的な健康リスクに関わらず、カロチノイドの一種であるαカロテンの血中濃度が高い人は、生命にかかわる疾患リスクが低いことが判明したという。αカロテンおよびβカロテンは共に、身体内でビタミンAに変換され、その過程でβカロテンの効果が高いと考えられているが、今回の研究では細胞のDNAを防御する上ではαカロテンの方が重要な役割を演じているという。
今回の知見は、果物や野菜を多く摂取すれば早期死亡リスクの低減に有用であるのだが、αカロテンだけを摂取しようとするのではなく、食物から摂取するべきであると、研究者は指摘している。
≪αカロテンを豊富に含む食品≫:
ニンジン、サツマイモ、カボチャおよび冬カボチャ(winter squash)、マンゴーおよびメロンなどの黄色や橙色の食物のほか、ブロッコリー、サヤインゲン、グリーンピース、ホウレンソウ、カブラナ、コラード、ケール、メキャベツ、キウィ、レタスなどの濃緑色野菜。
▼原文: Eat Your Fruits & Veggies for Longer Life
◎もみじ寺・秋の宴 ― 2010年12月04日
◎もみじ寺・秋の宴 ― 2010年12月05日
■早期大腸がんを尿検査で発見 従来の方法より高感度 ― 2010年12月11日
東京都臨床医学総合研究所の川喜田正夫博士らのグループとバイオベンチャーのトランスジェニック(本社・熊本市)が、尿に含まれる化合物「ジアセチルスペルミン」の量を抗体検査で調べる尿検査にてがんを見つける方法を開発したという。既に特許を取得し、国内のメーカーと共同でがん検診用キットを開発しているという。血中のたんぱく質を測る従来の検査に比べて感度が高く、早期の大腸がんで6割以上の高率で見分けることができ、体への負担もないという。 研究グループは、マウスの免疫細胞からこの化合物を特異的にとらえる抗体を作り出すことに成功。この抗体を使って尿にある化合物の量を調べ、早期がんでも見分けられることをがん患者で確かめた。
従来の大腸がん検査は、便の中に血が混じっていないか、血液中のたんぱく質「CEA」の量を調べ、さらに内視鏡で確認するが、がんが進行していないと見分け難く、早期がんを見分けるのが難しかった。この検査方法は乳がんなどにも使え、今後、他のがん検査に使えるか、治療後の経過観察や再発の有無などを確かめる検査にも使えかを調べるという。
◎錦秋のもみじ寺 ― 2010年12月11日
(2010.11.14撮影)
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◎錦秋のもみじ寺(2) ― 2010年12月12日
(2010.11.14撮影)
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■「タバコの煙に安全レベルなし」、2~3本でも危険 米報告書 ― 2010年12月12日
AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2010/12/10
12月9日に発表された米公衆衛生局長官報告書の最新版によれば、偶に喫煙するだけの場合や、受動喫煙であっても、循環器やその他の健康障害を招き得るという。本報告書によれば、必ずしもヘビースモーカーや長期喫煙者でなくても、喫煙関連疾患に罹ったり、タバコの煙が誘因となる心臓発作やぜんそくの発作は起きる。受動喫煙の低レベルの暴露でも、急速かつ著しく血管内の機能障害、炎症は増加し、心臓発作や脳卒中に関わると警告している。
この最新版で、タバコの煙には、吸っても安全なレベルはないということが立証されたという。1日の喫煙本数が2~3本だったり、偶にしか吸わない、或いは受動喫煙といった低レベルの暴露でさえ、心血管事故のリスクを大幅に増加させるに十分だとの証拠も挙げられ、更に、タバコの煙への暴露に対する健康リスクの増加は直線的ではないという新見解も加わったという。
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