◎秋日和のお散歩 ― 2010年11月21日
(2010.11.06撮影)
この時の作品をFotopusへ「作品集」として投稿してます! (ここをClickして!)
≪筆者コメント≫:
先人との会話の中で、茨城県芸術祭の写真部門の話しに話題が及び、私も応募したが落選したので入選作品を拝見させてもらった感想として、何か偏った作品ばかりなので違和感を覚えたとの感想を持ったと話したら、撰者の某氏がその先人に語ったところによれば、自分の講座に参加している門下生を優先して選んだとのこと。
それを聞いて入選作が偏った作品になっていたことに納得はしたのですが、何処の世界にも良くある話で、芸術論より人情論・経済論が作品の質を左右するという次元の話に、身近にも接することが出来たという貴重な勉強をしたのでした。
芸術の世界は、確かに主観に拠る所が大きいのは理解できますが、撰者を特定の人物に固定化せず、複数の撰者とすることで、その弊害を上手く排除することが出来れば、茨城県の芸術祭ももっと活性化すると思った次第です。
■5つの良好な生活習慣が大腸癌を予防する ― 2010年11月21日

Nikkei Medical Online HOT NEWS 2010/11/17
海外論文 BMJ誌からデンマーク対癌協会のHelene Kirkegaard氏らが、BMJ誌2010年11月6日号に発表した研究によれば、非喫煙・適度な運動・適量の飲酒・大きすぎない腹囲・健康的な食事内容という5要因を満たした生活と大腸癌罹患の関係を調べたところ、こうした生活をすれば、大腸癌罹患が23%減るという。
著者らはデンマークの93~97年にDiet, Cancer and Health Cohort Studyに参加したCopenhagenとAarhusに住む5万5487人を対象として、ベースラインで50~64歳、癌の既往がない男女で、生活習慣や健康状態、社会的な要因などに関する情報や、過去12カ月の各種食品の摂取頻度に関する情報が収集されていた人々に、以下の項目を満たしているかどうかを尋ねて、1項目ごとにYesなら1ポイントを加算した。
スコアの合計が、0は「最も不健康」、5は「最も健康」と判断した。
- 非喫煙者であるか?
- 1日に30分以上運動するか、または体をある程度動かす職業に就いているか(郵便配達など)、あるいは身体活動量の多い職業に就いているか?(林業など)
- 飲酒量が女性で7ドリンク/週、男性では14ドリンク/週以下か?
- 腹囲が女性で88cm未満、男性では102cm未満か?
- 健康に良い食事を摂っているか?(以下の4項目の全てが満たされていれば1ポイント)
- 野菜と果物を合わせて600g/日以上摂取
- 赤身肉と加工肉は、500g/週以下
- 食物繊維は、摂取熱量1MJ(239kcal)当たり3g以上
- エネルギー摂取の総量に占める脂肪由来エネルギーの割合(=脂肪エネルギー比率)が30%以下)
全員をメラノーマ以外の何らかの癌の診断を受けるまで、または、死亡、転居、もしくは06年4月27日の試験終了まで追跡した。
55,487人中35,512人(64%)は、非喫煙者だった。32,737人(59%)が、指針が示す限度内の飲酒習慣を持っていた。45,499人(82%)が、指針が示すレベルの運動を行っており、42,170人(76%)の腹囲が指針の範囲内で、1,110人(2%)の食事内容が指針に沿ったものだった。
生活習慣スコアの結果は、
スコア5であれば、大腸癌症例の23%(9-37%)は発症を回避できると推定された。
- スコア0~1 4,570人(8%)、
- スコア2 14,173人(26%)、
- スコア3 22,428人(40%)、
- スコア4 13,806人(25%)、
- スコア5 510人(1%) だった。
結腸癌で同様に推定すると、スコアが1ポイント高ければ10%(1-18%)の大腸癌が回避でき、スコア5であれば14%(3-25%)の罹患が避けられたと考えられた。
直腸癌については、それぞれ9%と13%で、結果は有意にならなかった。
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