■アレルギー抑える物質発見…筑波大 ― 2010年06月14日

花粉症、アトピー性皮膚炎…「万能」治療薬へ期待渋谷彰・筑波大学教授らが6月6日発行の専門誌「ネイチャー・イムノロジー」に発表したところによれば、粉症やアトピー性皮膚炎などさまざまなアレルギー反応を抑え込むたんぱく質を、世界で初めて発見したという。このたんぱく質は生体内に元々存在しており、その働きを高める方法がわかれば、画期的なアレルギー治療薬につながる可能性がある。
このたんぱく質は、アレルギー反応を引き起こすヒスタミンなどの物質を生産して放出する「肥満細胞」の表面に有って、「アラジン1」と命名された。
その働きは、肥満細胞の中で、ヒスタミンなどを放出させる信号の伝達を妨げており、「アラジン1」が働かないマウスではアレルギー反応が激しく、「アラジン1」の効果も確認したというもの。
◎モッコウバラのトンネル ― 2010年06月16日
◎貴賓席への誘い? ― 2010年06月17日
■ハンバーガーが小児の喘息リスクを増大 ― 2010年06月20日

ドイツ、ウルムUlm大学疫学研究所のGabriele Nagel博士らが、医学誌「Thorax(胸部)」6月3日号に発表したところによれば、週に3回以上ハンバーガーを食べる小児は喘息および喘鳴のリスクが高く、果物、野菜及び魚の豊富な所謂「地中海食(Mediterranean diet)」を摂っている小児は呼吸器リスクが低いことを明らかにした。今回の研究では、富裕国及び貧困国を含めた20カ国の小児5万人のデータを収集。子どもの主な食生活及び喘息の有無を親に尋ねると共に、約3万人の小児のアレルギー検査を実施した。その結果、食事によるアレルギーへの影響はみられなかったが、食生活と喘息及び喘鳴には関連がみられた。富裕国・貧困国共に果物を多く摂取している小児は喘鳴が少なかったほか、富裕国では魚の摂取、貧困国では加熱した青野菜の摂取が喘鳴の予防になるようであった。これは、果物と野菜に豊富な抗酸化ビタミン類及び生理活性物質、魚に含まれるオメガ-3脂肪酸によるものと考えられるという。
一方、ハンバーガーを多く食べる小児は、生涯の喘息、喘鳴の罹病率が高く、特に富裕国のアレルギーのない小児にこれが当て嵌まる事も判った。但し、この結果は喘息を増大させるその他の生活習慣因子を示すマーカーである可能性もある。尚、肉類全般による喘鳴リスクの増大は認められなかったという。
この研究の全体から、抗酸化物質および不飽和脂肪酸が何らかの役割を演じていることをデータは示しており、喘息の原因の1つが食事に関連している可能性を示しているという。
▼原文: Burgers May Feed Kids' Asthma Risk
◎この木なんの木、ハンカチの木 ― 2010年06月22日
博学?を披露すると、1862~1874まで中国に滞在したフランス人宣教師のJ.P.A.デビッドが、四川省の西境でこの木を発見した一科一属一種の珍種で、発見者にちなんで Davidia involucrataと命名された。雄花だけからなる雄花序は花粉を散らした後に苞と共に地面に落ちるが、一個の雌花の周りを多数の雄花が取り囲んでいる両性の花序は受粉して果実を付ける。別名のハトは天使のハトであり、ユウレイは聖霊のことと考えられている。4月下旬~5月上旬にかけて咲く。 ・・・・と、Webから知りました。
(2010.05.15撮影)
◎マイナスイオンを放つ新緑 ― 2010年06月26日
(2010.05.15撮影)
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■白米は糖尿病リスクを上げる、米研究 ― 2010年06月27日

AFP BB News > ライフ・カルチャー >ヘルス 2010/06/15
米ハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard School of Public Health)の研究チームが、6月14日に発表した所によれば、白米の摂取は2型糖尿病の発症リスクを高めるという。米国に住む成人197,000人を22年間、追跡調査した結果、白米の摂取が「1回/月以下」の人と比較して、「5回/週以上」摂取していた人は、2型糖尿病発症リスクが17%も高く、「2回/週以上玄米」を摂取していた人は、白米の摂取が「1回/月以下」の人よりも発症リスクが 11%低かった。
研究チームによれば、日常的に食している「白米」の1/3程度を「玄米」に置き換えるだけで糖尿病リスクを16%も下げることができる。また、白米を全粒粉に置き換えれば、糖尿病リスクは36%も下がるというが、今回のデータは、米国の食習慣での話。
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